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BILL EVANS PORTRAIT IN JAZZの魔力?

PORTRAIT IN JAZZのジャケット

さて、久しぶりの投稿になりました。

正直、前みたいに形式張って書くのも、なんか趣味のブログとも離れてしまうな、と思ったので、書きたいままに書きたいと思います。

以前も書いたこのレコードについての話し。

昨日、このレコードを久しぶりに聴いて、改めてその魅力にドップリ浸かったので書いてみたいと思います。

曲順とプレーヤー

と、まぁ、書きたいことを書くと言ってもやっぱり最低限のことはかかないとならないですよね(笑)

A面

  1. Come Rain Or Come Shine
  2. Autumn Leaves
  3. Witchcraft
  4. When I Fall In Love
  5. Peri’s Scope

B面

  1. What Is This Thing Called Love
  2. Spring Is Here
  3. Someday My Prince Will Come
  4. Blue In Green

プレーヤー

  • ピアノ:Bill Evans(ビルエバンス)
  • ドラムス:Paul Motian(ポールモチアン)
  • ベース:Scott LaFaro(スコットラファロ)

 

まぁ、プレーヤーについては僕がわざわざここで書くことなんてなにもない黄金トリオです。

玄人は、黄金トリオは全員知っています。

ジャズ、知り立てで「黄金トリオ」がわからない方は調べて下さい(笑)

いくらでもでてきます。

曲はスタンダード中心。

ペリズ・スコープはビルエバンスのオリジナルみたいですね。

PORTRAIT IN JAZZの魔力?

PORTRAIT IN JAZZのジャケット PORTRAIT IN JAZZ盤面A面 PORTRAIT IN JAZZの盤面B面

まぁ、前置きはこれくらいにして。

PORTRAIT IN JAZZのアルバムには不思議な魔力みたいのがあると思うんです。

まず、僕が一番そう思うゆえんは、

  1. Come Rain Or Come Shine

1曲目のCome Rain Or Come Shine。

これ、不思議なことに、USオリジナル盤では、かなり歪みが出るんですよね。

僕、最初それがわからずに・・・

ネット通販で視聴もせずに買ったので、

「うわ!バッタもんつかまされちゃった!」

と思いました。

でも条件を見ると、全部オリジナルの要件は満たしている。

よく、買ったサイトの盤の紹介サイトを見ると、

「A面1曲目にマスターテープ由来の歪みがあります。」

と記載がありました。

知りませんでした(笑)

正直、最初は「不快」と思えてしまうくらいの歪みを感じました。

でも、それがマスターテープ由来とわかると、なんだかそれが不思議な魅力に感じられてしまうわけです。

綺麗な旋律の中に、たまに「ガガッ」っていう歪みが起こると、なんだか「異世界」に紛れ込んでいるような錯覚を覚えます。

考えすぎ?

まぁ、少なくとも。

盤にキズがあるわけではないので、おそらく確かに、マスターテープ由来の歪み。

で、この歪みが来るタイミングが慣れてくると、今度は楽しみになります。

こういうマスターテープ由来の歪みがあると、僕は「異世界に紛れ込んでいる」と想像してしまうので楽しいんですよね。

Bud PowellのAmazing Volume1もそうですよね。

で、そんな1曲目で、異世界に放り込まれた後に、

Autumn Leaves

で、枯葉の一生を聴かされます。

個人的に。

Autumn Leaves

を演奏しているプレーヤーはたくさんいますけど。

ここまで聡明に、悲壮な枯葉の一生を鮮明に描いた作品はないと思います。

僕はこのPORTRAIT IN JAZZのBill EvansのAutumn Leavesを聴いていると、枯葉の一瞬の一生を想像させられます。

親たる木から剥がれ落ちて、地面に落ちるまでの一瞬のドラマをかき立てられる。

特に、終演間際の、高い音から低い音に徐々に移り変わっていく部分は、まさに枯葉が地面に落ちてしまう瞬間をイメージして演奏されているんじゃないか?

そう思いたくなります。

悲しいです。

でも、こんなに枯葉の一生を鮮明に描いている演奏、他にないんじゃないでしょうか?

他にも、PORTRAIT IN JAZZ。

魅力の曲だらけです。

たくさん語りたいんですけど、霧もないので。

Someday My Prince Will Come

これ、いいですね・・・

優しい気持ち、そして悲しい気持ちに同時になります。

kind of blueでも名演だった、

Blue In Green

をこのアルバムで聴けて、しかもこのアルバムの締めくくりなんて本当贅沢です。

もちろん、僕は黄金トリオの4部作全作オリジナル盤で持っているんですけど、悲しいかな?

モノラル(monaural)で持っているのはこのPORTRAIT IN JAZZだけ。

オリジナル盤を集め始めた手の時、

「ビルエバンスの黄金トリオ4部作のオリジナル盤はステレオの方が音がいい!」

なんていう意見をネットで見たんですけど、確かに音はいいんですけど、やっぱりモノラルで聴きたい気もしてきます(笑)

そういう意味でも、PORTRAIT IN JAZZのオリジナル盤を買うなら、たぶん、モノラルでしょうね。

まぁ、ステレオオリジナルは持ってないから比較の仕様はないんですけど。

とにかく、PORTRAIT IN JAZZ。

モノラルオリジナルはかなり魅力的なアルバムです。