Art Tatum Ben Webster Quartetについて
あんまり。
一度書いたタイトルの記事を、もう一度書くのはGoogleには好まれないのかもしれませんが(笑)。
今回はレビューせざるを得ないので、もう一度、Art Tatum Ben Webster Quartetについてとりあげていきたいと思います。
以前書いたのはこちら。
ジャズライク | JAZZ好きのための人気名盤紹介
【ため息すらつく名演】ART TATUM BEN WEBSTER QUARTET。オリジナル盤も紹介
【ため息すらつく名演】ART TATUM BEN WEBSTER QUARTET。オリジナル盤も紹介これ以上ない、とも言える、ゆったりとした演奏。そんなことをつい、思いたくなるんです。ART TATUM BEN WEBSTER QUARTET。これまでも、様々な盤を紹介してきましたけど、ここまで「演奏に浸れる」というのもなかなかありません...
目次
- Art Tatum Ben Webster Quartetの詳細
- 曲
- 演奏者
- 内容
- Art Tatum Ben Webster Quartet MGV-8220 オリジナル盤
- オリジナル盤の基準
- 僕の持っているArt Tatum Ben Webster Quartetレコード
Art Tatum Ben Webster Quartetの詳細
まぁ、改めて僕が語るまでもないことですが。
Art Tatum Ben Webster Quartet。
大名盤ですね。
僕自身、レコードにハマる前の、CDジャズライク時代から、よく聴いていた覚えがあります。
あんまり。
そうですね・・・あんまりテナーサックスは目立たないんですけど(笑)。
どちらかというと、後期のレスターヤングに近い?印象ですけど。
それはそれで味があっていいんですよね。
曲
A面
- All The Things You Are
- My One And Only Love
- My Ideal
B面
- Gone With The Wind
- Have You Met Miss Jones?
- Night And Day
- Where Or When
以前書いたこちらのArt Tatum Ben Webster Quartetでの曲目は、UKオリジナル盤での曲目だったので、微妙に違うんですよね。
曲順も違うし、All The Things You Areも入っていないんです。
その状態でのレビューでした。
演奏者
- Red Callender:ベース
- Bill Douglass:ドラムス
- Art Tatum:ピアノ
- Ben Webster:テナー・サックス
Ben Websterによる、いわゆるワンホーンカルテットの名盤。
この組み合わせが、いいんですよね~。
内容
内容はもう言うまでもない。
ゆったりと・・・じっくりと。
ジャズを聴きたいなら、これ。という印象。
はじめてジャズを聴く人にもとっつきやすい名演だし。
まぁ、「ジャズといったらこういうのだよね!」と入門者の方がうなりたくなるような演奏だと思います。
ほんとうに、しっとりと。
ゆったり聴くのには、これほど適した演奏はないのではないでしょうか。
まずはアート・テイタムのゆったりとした鍵盤のタッチからはじめて。
ときに、場の空気を変えるかのように、ベン・ウェブスターのテナー・サックスが入ってくる。
どこか哀愁すらも、漂わせて。
この、アート・テイタムとベン・ウェブスターの。
どこか儚くも切ない演奏にトリコになった男性も多いのではないでしょうか。
Art Tatum Ben Webster Quartet MGV-8220 オリジナル盤
さて、ここからある種本題。
ここまでは、以前に投稿した記事とある程度似通っていると思うのですが。
今回レビューするのは、そのオリジナル盤。
まずはオリジナル盤の基準からチェックしていきましょう。
オリジナル盤の基準
- 黒トランペッターラベル
- レーベルナンバー:MGV-8220
- DG(深溝)
条件自体はさほど、むずかしいものではないので、見分けるのはたやすいかと。
ただ、あまり売ってないんですよね。
というより、売ってたら価格が高いんです。
美品ですが、上の表を見ていただければわかるように。
買い取り価格だけで30,000円くらいですからね。
diskunionの販売価格を見てみると、実際5万円前後で売られていることが多いです。
僕の持っているArt Tatum Ben Webster Quartetレコード
見ていただければわかるように、黒トランペッターラベルの完全オリジナルです。
何が嬉しいって、これ。
とあるdiskunionで6,950円で手に入ったんですよね。
このお店なんかたまに名盤が安く置いてあるんですよねw。
そういうとライバルが増えてしまいそうです怖いですが(笑)。
購入したArt Tatum Ben Webster Quartet MGV-8220 オリジナル盤は。
プライスカードでは、「スレあり」と書いてあって、もしかしたら、「キズ多」と書いてあったような気もしますが。
画像を見ていただければわかるように。
ほとんどスレもキズも見受けられません。
といっても、最初は1曲めに何回か針飛びがあったんですけど。
盤面はピカピカ。
ということで、しっかりと、フラッシュディスクランチの洗浄液で洗浄。
見事に針飛びはなくなってスムーズに聴くことができています。
さすがの僕も、見た目でヒドい傷があったら安くても買わないんですけど。
購入した、Art Tatum Ben Webster Quartet MGV-8220 オリジナル盤は、見た目状ほとんど目立つ傷もない。
指で触れるような傷もない。
試聴しても、VERVE特有のノイズはチラチラ気になるけど、さほど気になるノイズなしということで購入。
で、クリーニングして、見事オリジナル盤の最高の音質を楽しめています。
強いて言うなら、ジャケットの表紙にダメージ?気にしませんけどw。
たまたまフラっと寄ったdiskunion。
まさかこの名盤、オリジナルがこの価格で買えるとは思っていませんでした。
何回かこのブログで書いてきましたけど。
確かに、高いジャズレコードのオリジナル盤っていいんですけど。
買った後にどうしようもない罪悪感が残るんですよね。
「うわ~。また買ってしまったよ・・・」と。
で、なんとか聴いてその罪悪感を紛らわそうとする。
「でも、良い買い物だった!」と自分に言い聞かせようとするんですけど。
やっぱり高い買い物はそれだけ胸を締め付けます。
経済的余裕があればいいかもしれないんですけどね。
そうでないとちょっと・・・だから。
こういう、大名盤をなんらかのラッキーでめちゃくちゃ安く買える。
こういうところにロマンを感じてしまう。
単なる貧乏性でしょうか?(笑)。
でも、今、とても心地よくArt Tatum Ben Webster Quartet MGV-8220 オリジナル盤を聴けています。
以前は、UKオリジナル盤の紹介でしたが。
やっぱり、US完全オリジナル盤がいいですね。
なんでUKオリジナル盤は、All The Things You Areを載せなかったんだろう。
と思いたくなるくらい。
まぁ、レーベルがコロンビア(Columbia)だったからだと思うのですが。
とにかく。
Art Tatum Ben Webster Quartet MGV-8220 オリジナル盤。
やっぱりいいですよ。
なかなか良い値段がする名盤ですが、買う価値十分アリです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました(^^)。
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