BILL EVANS JIM HALL INTERMODULATION奇跡のデュオ!

この二人。 

BILL EVANSとJIM HALLによる共演で有名な盤は、『UNDERCURRENT』。 

ですが、今回紹介するのは、そのあとのデュオ、『INTERMODULATION』。 

こちらはこちらですごく魅力的な演奏です。 

目次

  • 1 『INTERMODULATION』の演奏
    • 1.1 演奏者
    • 1.2 曲
    • 1.3 内容
  • 2 『INTERMODULATION』のオリジナル盤
    • 2.1 オリジナルの条件

『INTERMODULATION』の演奏

この『INTERMODULATION』は、有名な『UNDERCURRENT』の4年後、1966年に演奏されました。 

それ以前からも、数多くの共演を繰り広げてきただけに、すごく落ち着いた安心できるセッションとなっています。 

さっそく、『INTERMODULATION』の演奏に触れてみましょう。 

演奏者

Bill Evans:ピアノ 
Jim Hall:ギター 

どちらも、ジャズ演奏者としては一級品のプレーヤー。 

『UNDERCURRENT』で共演して以降も、数々のアルバムで演奏を繰り広げているので、息はピッタリ。 

この2人だからこそ、このユニゾンができあがるんでしょうね。 

1. I’ve Got You Under My Skin 
2. My Man’s Gone Now (From Porgy And Bess) 
3. Turn Out The Stars 
4. Angel Face 
5. Jazz Samba 
6. All Across The City 

スタンダードナンバー中心の「しっとり」とした演奏の数々。 

ジャズに多少精通している方であれば、「あ!この曲聴いたことある!」という曲目が必ずあるはず。 

基本的には、ずっとしっとりと流れる流麗なナンバーの数々。 

唯一、Jazz Sambaだけは、その曲名通り、サンバ調の曲なので、テンポ良く進みます。 

これはこれで聴き応えがあります。 

とにかく。 

落ち着いた気持ちにさせてくれる曲もあれば。 

楽しい気分にさせてくれる曲もある。 

そんな変幻自在の曲目を取りそろえていると言えます。 

内容

いいですね~(笑) 

どれも、ピアノとギターだけの演奏なので、余計なしがらみがない。 

ゆったりと安心して聴くことができる名演の数々。 

僕はそんなに、ジャズギターは好きと言うほどではないのですが。 

このビルエヴァンスとジムホールの演奏だけはずっと聴いていたいような。 

そんな安心感があります。 

『INTERMODULATION』のオリジナル盤

そんな、BILL EVANS JIM HALL INTERMODULATION。 

オリジナル盤はどんな基準なんでしょうか? 

見てみましょう。 

オリジナルの条件

オリジナル条件は以下の通りです。 

  • レーベルの周りが黒色
  • レーベル中央に銀色の「T」の文字が記載
  • MONO
  • RVGの刻印があるもの
  • 『溝なし』

「あれ?溝なしがオリジナル?間違ってますよ!」と思われた方もいるかもしれませんね(笑) 

僕も、VERVEレーベルは「溝あり」がオリジナルだと思っていました。 

むしろ、だいたいのレーベルは溝ありがオリジナルですよね。 

でも、VERVEに関しては少し違うみたいです。 

それがこちらに書いてあった記事で判明しました。 

Verve Tラベは「溝あり」がオリジナル? 

この記事にあるように、VERVE T-MGMレーベルは、MGMという会社がVerveを買い取った後のレーベルです。 

どうやら溝なしがオリジナルとされているようですね。 

この、『INTERMODULATION』に限らず、Verveレーベルのレコードで、オリジナルだと思って買ったら実はオリジナルじゃなかった。2ndだったということは十分にあり得ます。 

Verveレーベルはそういう意味では、オリジナルについての注意が必要です。 

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