【ジャズ入門盤の王道】Wynton Kelly Kelly Blue オリジナル盤の条件も!

ここ最近、またしらばく投稿できていませんでした。 

理由は、なんだか出張が多かったから? 

僕の職業上、「出張」っていうものはあってないようなものなんですけど。 

とにかく、遠出したり。 

戻ってきたらその作業出来なかった分の穴埋めなどでバタバタしていて更新できていませんでした。 

そんな中。 

久しぶりの投稿で今日ご紹介するのはかの有名盤。 

Wynton Kelly(ウィントン・ケリー)のKelly Blue(ケリー・ブルー)。 

あまりに人気盤ゆえ、以前から欲しいと思っていたものの、どれも1万円以上するのでなかなか手を出せなかったんですけど。 

出張で名古屋に行く前日によったdiskunionでかなり安く手に入ったので購入。 

「盤スレあり」も全然気にならず、快調に聴けました。 

というわけでそんな、Wynton Kelly(ウィントン・ケリー)のKelly Blue(ケリー・ブルー)をご紹介していきます。 

目次

1 Wynton Kelly(ウィントン・ケリー) Kelly Blue(ケリー・ブルー)の詳細
1.1 演奏者
1.2 演奏曲
1.3 内容
2 Wynton Kelly(ウィントン・ケリー)のKelly Blue(ケリー・ブルー)オリジナル盤
2.1 オリジナル盤の条件
2.2 僕の持っているKelly Blue(ケリー・ブルー)の盤

Wynton Kelly(ウィントン・ケリー) Kelly Blue(ケリー・ブルー)の詳細

まずは詳しく、このアルバムについて触れていきます。 

演奏者

WYNTON KELLY:ピアノ
BENNY GOLSON:テナーサックス
NAT ADDERLEY:コルネット
BOBBY JASPAR:フルート
PAUL CHAMBERS:ベース
JIMMY COBB:ドラムス

なんとも豪華な顔ぶれでやっていますね。 

ちょうどこのKelly Blue(ケリー・ブルー)が録音された時期は、マイルス・デイビスのKind Of Blueが録音された時期で、Wynton Kelly(ウィントン・ケリー)もその録音に参加していました。 

で、そのマイルスバンドのリズムセクションであるポールチェンバースと、ジミーコブを迎えて、演奏をしています。 

さらにはナットアダレイやベニーゴルソンも加えて、なんとまぁ豪華な演奏陣だこと(笑) 

演奏曲

SIDE A
Kelly Blue
Softly, As In A Morning Sunrise
Green Dolphin Street

SIDE B
Willow Weep For Me
Keep It Moving
Old Clothes

Kelly BlueとKeep It Moving、Old ClothesはWynton Kelly(ウィントン・ケリー)の自作曲で、残りの3曲は有名なスタンダードナンバーですね。 

このバランスがとてもいいように想い得ます。 

また、編成としては、Kelly BlueとKeep It Movingのみセクステットで、他の曲は、Wynton Kelly(ウィントン・ケリー)とジミー・コブ、ポール・チェンバースによるトリオの演奏です。 

内容

内容は、言うまでもなく素晴らしい。 

1曲目のkelly Blueのセクステットによる演奏の軽快ともファンキーともいえる曲調からリラックスムード。 

そして、2曲目のSoftly, As In A Morning Sunrise(朝日のようにさわやかに)の名演。 

聴いていて、心地よいくらいの名演です。 

Wynton Kelly(ウィントン・ケリー)って、そんなに目立つピアニストではなくて。 

どちらかというとバックに回って主役を引き立てる演奏のような感じで。 

正直この、Softly, As In A Morning Sunrise(朝日のようにさわやかに)においても、すごく目立つ演奏をしているわけではないんですけど。 

なんかいい。 

うーん、ジャズのブログを書く著者として。 

一応素人とはいえ、著者として、「なんかいい」という表現はいかがなものかと思うのですが(笑) 

「なんかいい」んですよね(笑) 

例えばバド・パウエルのような情動的なピアノとは似ても似つかぬ演奏。 

かといって、ビル・エヴァンスのようなリリシズムかと言われると、それもまた少し違う気がする。 

まさにこれは、「ケリースタイル」なんじゃないかと思いたくなるような優しくも綺麗な、丁寧な演奏。 

そう・・・ジャズ素人の僕があえて、このWynton Kelly(ウィントン・ケリー)のKelly Blue(ケリー・ブルー)のSoftly, As In A Morning Sunrise(朝日のようにさわやかに)を語ることを許されるとしたら、「優しく丁寧な演奏」というのが近いかもしれません。 

そして、3曲目のGreen Dolphin Street(グリーン・ドルフィン・ストリート)。 

今までも数多くのプレーヤーが演奏してきたこのスタンダードナンバー。 

Wynton Kelly(ウィントン・ケリー)が演奏すると、こんなにも軽快で心地よい曲に変わるんだ。と思いたくなるくらい聴きやすい。 

うん・・・全体的に、「聴きやすいジャズ」と言えるかもしれません。 

だからこそ、このWynton Kelly(ウィントン・ケリー)のKelly Blue(ケリー・ブルー)は「入門盤」として取り上げられることが多いんでしょうね。 

Willow Weep For Me。これまた数多くの名演が残されているスタンダードナンバー。 

これも、Wynton Kelly(ウィントン・ケリー)の演奏。 

いいですね。 

うーん、心地いい。 

これぞ、入門盤の決定版を言える演奏です。 

これを聴いて、ジャズを嫌いにキライになる人なんてまずいないんじゃないでしょうか。 

そのくらい、優しさと温かさに満ちあふれたジャズの王道的演奏だと思います。 

打って変わって、セクステットのKeep It Moving。 

表題が示すとおり、『動き続けろ!』そんな衝動を感じざるを得ない、インパクトのある曲。 

でも、やっぱり軽快で心地いいんですよね~。 

Wynton Kelly(ウィントン・ケリー)のピアノ。 

今までなんで、Kelly Blue(ケリー・ブルー)をあとまわしにしてたんだろうと思いたくなるくらい(笑) 

厳密には、前からKelly Blue(ケリー・ブルー)は買おうか悩んでいたんですよ。 

有るお店で、オリジナル盤で売っていたから買おうと思ったんですけど。 

YouTubeで聴いたら、「あれ?そんなに欲しくないかも?」と思って買っていなかったんですけど。 

やっぱり、改めて、ジャズの真の魅力ってレコード。 

しかも、できるだけオリジナル盤じゃないと伝わらないんだなと思います。 

Keep It Movingは、ベニーゴルソンのテナーサックスもすごく深みのある、いい味を出しています。 

いいアクセントになる。 

雰囲気がガラッと変わる。 

ベニーゴルソンのテナーサックスが始まると。 

そんな感じがします。 

これもいいです。 

そして締めをくくるのは、トリオ演奏のOld Clothes。 

Wynton Kelly(ウィントン・ケリー)の自作曲。 

でもね、これもスタンダードナンバーに負けず劣らずいいんです。 

軽快だな~。 

聴きやすいな~。 

コーヒーでも飲んで休日にゆったり聴きたい。 

そんな曲です。 

と、長くなりましたが。 

全体的に、Wynton Kelly(ウィントン・ケリー)のKelly Blue(ケリー・ブルー)。 

聴きやすくて、さっきも書きましたけど、まさにこれぞ、ジャズ入門盤の王道といえるアルバムだと思います。 

Wynton Kelly(ウィントン・ケリー)のKelly Blue(ケリー・ブルー)オリジナル盤

さて、いつものようにここからはオリジナル盤について触れていきます。 

オリジナル盤の条件は以下の通り。 

オリジナル盤の条件

Wynton Kelly(ウィントン・ケリー)のKelly Blue(ケリー・ブルー)はステレオとモノラルでオリジナルの条件が異なりますので注意が必要です。 

Monoオリジナル
– 青小レーベル
– レーベル下部「BILL GRAUER PRODUCTIONS」表記(INCなし)
– DG(深溝)
– 553Westジャケット

Stereoオリジナル
– 黒小レーベル
– レーベル下部「BILL GRAUER PRODUCTIONS」表記(INCなし)
– DG(深溝)
– 553Westジャケット

まぁ、こう見ると、青小が黒小になっているだけなんですけど(笑) 

でも、ステレオオリジナルを見分けるのに簡単なのは、レーベルの、『Kelly Blue』の字体。 

ステレオオリジナルは、レーベル上部の方にある、『Kelly Blue』の文字がイタリック風になっているんです。 

うーん、これなんていうんですかね? 

ネットで調べたけど出てこないんで、とりあえずイタリック風としておきます(笑) 

詳細はこちらを参考にどうぞ。 

https://www.discogs.com/ja/Wynton-Kelly-Kelly-Blue/release/11266589

僕の持っているKelly Blue(ケリー・ブルー)の盤

参考までに僕が持っている盤がこちらです。 

今回は間違いなく、ステレオオリジナル(笑) 

冒頭でも書きましたけど、名古屋に行く前日。 

たまたまdiskunionでコレを見つけて、迷わず即買い。 

いや、そこまで珍しい盤ではないと思うんですけど、何せ金額が(笑) 

6,500円くらいで買えました。 

安すぎませんか?(笑) 

ジャケットのダメージと盤のスレで安くなっていたみたいですけど。 

ジャケットのダメージは表面に見えなければそんなに気にしないし。 

盤のスレもうっすら見える程度。 

試聴しても全然気にならない。 

「これで安くするの?(笑)」と思ってしまったくらいでした。 

家で、聴いてみても、問題なし! 

ちょっと時間をおいて、この記事を書くように久しぶりに聴いてみたら、「あれ?針飛び?」というのがあったんですけど、しっかりとフラッシュディスクランチの洗浄液でクリーニングしたら、針飛びも消えました。 

さすがですね。 

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ということで。 

かなり、お得にKelly Blue(ケリー・ブルー)が変えました。 

普通だったら、ステレオとはいえ、オリジナル盤だったら1万円以上しますからね。 

こういう、お得に買えると一番嬉しいですね。 

またここ最近、同じようにお得に買えた名盤があったので後日ご紹介します。 

Wynton Kelly(ウィントン・ケリー)のKelly Blue(ケリー・ブルー)。 

いいですよ。名盤です。 

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