あまりにも有名すぎるのですが・・・
そして、実は僕、これ、オリジナル盤は持っていないんですけど(笑)
今回は、kenny drew trioのRiverside RLP12-224の魅力とオリジナル盤について解説します。
目次
- 1 kenny drew trio RLP12-224の演奏
- 1.1 演奏者
- 1.2 曲
- 1.3 内容
- 2 オリジナル盤
- 2.1 白ラベルフラットエッジ1stジャケット
- 2.2 準オリジナル
kenny drew trio RLP12-224の演奏
まずは演奏全般について触れていきたいと思います。
演奏者
- Kenny Drew:ピアノ
- Paul Chambers:ベース
- Philly Joe Jones:ドラム
まぁ、この盤の、なんと言ってもの魅力は、このメンバーにあると言えるかもしれません。
1956年に録音されたこのアルバム。
当時の、マイルス・デイビスクインテットのリズムセクションだった、Paul Chambers(ポール・チェンバース)とPhilly Joe Jones(フィリー・ジョー・ジョーンズ)を加えてのセッション。
このリズムセクションだけでも、目を惹かれるのに、更に、生粋のハードバップピアニストと言われる、Kenny Drew(ケニー・ドリュー)の演奏。
もう、まさに聴くものを魅了する演奏する数々になっています。
曲
- Caravan
- Come Rain Or Come Shine
- Ruby My Dear
- Weird-O
- Taking A Chance On Love
- When You Wish Upon A Star
- Blues For Nica
- It’s Only A Paper Moon
珠玉の曲の数々ですね。
Kenny Drewのオリジンある曲は2曲で、あとはスタンダードナンバーが中心。
ゆったりと落ち着いた曲から、リズミカルな曲まで。
まさに、ジャズの曲を全体的に網羅した曲目と言えます。
内容
内容は、まさに一級品です。
これ、オリジナルで聴いたらすごいんだろうな・・・
と思いつつ、今は、YouTubeで再生して聴いています。
でも、バックの安定したリズムに、煌びやかなKenny Drewのピアノが色を付けてとても軽快な演奏となっています。
かと思えば、ゆったりと聴かせてくれる曲があったりと。
とにかく、全体的に聴きやすいアルバムだと思います。
ジャズ入門者にもいいんじゃないでしょうか。
オリジナル盤
さて、問題がここですね。
『Kenny Drew trio RLP12-224』
これほど、ジャズレコードコレクターを泣かせるレコードもそうそうないのではないでしょうか?
白ラベルフラットエッジ1stジャケット
Kenny Drew trio RLP12-224の完全オリジナルと言われているのは、
- レーベルが白ラベル
- エッジがフラットエッジ
- ジャケット裏面に記載されている住所が「418west」と記載されている
The Kenny Drew Trio With Paul Chambers, “Philly” Joe Jones – Kenny Drew Trio (Vinyl, LP, Album, Mono) | Discogsのものです。
フラットエッジとは、レコードの「ふち」の部分の話。
最初期のレコードはここの部分に「盛り上がり」がなかったんです。
つまり、フラットな形状。
でも、それだとレコードをすべり落とす人が多かったので、グルーヴガードと呼ばれる盛り上がりを作ったんだとか。
Kenny Drew trio RLP12-224の完全オリジナルには、このグルーヴガードがなくフラットな形状です。
この完全オリジナルがなかなかに手に入らない。
diskunionで出品されると、すぐになくなってしまうので現物は見たことがないのですが・・・
買い取りリストをみると、「買い取りで40万円」を超えている代物なので、実際に買うとなると50万円以上はしているんでしょうね・・・
す、末恐ろしい・・・
準オリジナル
続いて、Kenny Drew trio RLP12-224の準オリジナル。
うまい例のサイトがなかったんですけど、こちらを参考に。
KENNY DREW TRIO / S.T. (LP) / RIVERSIDE | WAXPEND RECORDS
いわゆる、2ndといわれるやつですけど・・・
こっちの方が現実的。
レーベルが青になっています。そして、レーベルに両溝があるのも条件。
ですが、音は全然良いみたいです。
それでいて、この記事を書いている時点で、出品されているヤフオクの価格は56,000円くらい。
うーん、こっちの方が、賢い買い物と言えるのかもしれません。
とはいえ、レコードに興味がない人からしたら、レコードに5万円も払うのも、信じられないかもしれませんが(笑)
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