今回は、ブルーノート盤のレビュー。
やっぱりモンクはすごい。と思わせられる盤です。
Thelonious Monk – Genius Of Modern Music Volume 2 (Liberty盤)
- レーベル: Blue Note – BLP 1511
- フォーマット: LP, Compilation, Mono, Reissue, Remastered
- 国: US
- リリース: 1966年
- ジャンル: Jazz
- スタイル: Bop
収録曲
A面
- Carolina Moon (Davis, Burke)
- Hornin’ In
- Skippy
- Let’s Cool One
- Suburban Eyes (Quebec)
- Evonce (Suliman, Quebec)
B面
- Straight No Chaser
- Four In One
- Nice Work (Gershwin)
- Monk’s Mood
- Who Knows
- Ask Me Now
クレジット
- ピアノ: Thelonious Monk
- アルトサックス: Danny Quebec West (A5, A6), Lou Donaldson (A1–A4), Sahib Shihab (B1, B2, B4–B6)
- テナーサックス: Billy Smith (A5, A6), Lucky Thompson (A1–A4)
- トランペット: George Taitt (B4, B5), Idrees Sulieman (A5, A6), Kenny Dorham (A1–A4)
- ヴィブラフォン: Milt Jackson (B1, B2, B6)
- ベース: Gene Ramey (A5, A6, B3), Nelson Boyd (A1–A4), Al McKibbon (B1, B2, B6), Robert Paige (B4, B5)
- ドラム: Art Blakey (A5–B6), Max Roach (A1–A4)
- レコーディング: WOR Studios
- プロデューサー: Alfred Lion
- リマスター: Rudy Van Gelder (RVG刻印あり)
- カバーデザイン: Reid Miles
- フォト: Francis Wolff
- ライナーノーツ: Ira Gitler
特徴:
- “Blue Note Records – A Division of Liberty Records, Inc.” の青白ラベル
- RVG刻印あり
僕の買った盤 BLP1511 Thelonious Monk Genius Of Modern Music Volume 2 liberty 手書きRVG
さて、今回僕が購入したのは、このblp1511のリバティバージョン。
不思議なものですね。
5年くらい前でしょうか?
そのくらいのときは、RVG刻印があっても、リバティバージョンなんて、
「けっ」
と、相手にもしていなかったのですが、今ではこれが手に入ったときの感動は得も言われぬものがあります。
僕が購入した盤のディスコグス情報はこちら。
リバティラベルなので、オリジナルから10年後くらいのリプレスです。
でもどうなんですかね。オリジナルと比たことはないのでわからないのですが、強いて言うなら、近い時期で持っているオリジナル盤はこちら、
Jay Jay Johnson* The Eminent Jay Jay Johnson Volume 2
(持ってるのは多分、オリジナルなはず。少なくともほぼそれと同等)
とくらべたイメージ、(といっても面倒なので聴き比べはせず以前に聴いた印象)と比べても、それほど遜色はない感じがします。
もちろん、よくいろいろなオリジナルコレクターがおっしゃっている「音圧」という面においてはたしかに弱いです。
ぐわーっと迫りくるような印象が、リバティのblp1511にはありません。
しかし、十分音は良い。さすが手書きRVG。
以前、マイルスのニューヨーク盤を買おうとしたとき、近くにいたコレクターの方から、
「手書きRVGならそれでもいいと思うよ」
とおっしゃっていただきました。手書きRVGと刻印RVGと、そんなに音が違うのかは、比べたことはありませんが、少なくとも音は全然いいです。
何より、演奏が良くないですか。
モンクブルーノート第2集についてはこのような意見がありました。
Vol.2のハイライトは51年と52年のセッション。ミルト・ジャクソン、ルウ・ドナルドソン、ケニー・ドーハムといった面々に対し、モンクも後年のような強烈な支配力を発揮せずにそれぞれのソロイストと協調している。演奏面ではVol1より上だと思う。(しげどん)
1に比べて有名オリジナルは少ないが、勢いのある演奏が多い。VOL.2のようなタイトルでなく、プレステッジのマイルスのように、それぞれ別タイトルのほうが売れたのではと思う。(hand)
Thelonious Monk リーダー作 1セロニアス・モンクのブルーノートに於ける初リーダー作からプレスティジ時代、名作ブリリアント・コーナーズが誕生したリバーサイド前半の1957年頃までを紹介します。
こう聞くと、ボリューム1の方も欲しくなるんだけど、まぁ、それは手に入ったらおいおい(笑)
でも、実際にボリューム2を聴いてみると、確かに、オリジナル曲中心で「モンクがこのスタンダードを弾いたらこうなる」みたいな面白さはないものの、逆を言うと、モンクのオリジナル曲中心なので、どっぷりモンクの狂世界に浸れるという印象があります。
といっても、ここでのモンクはそれほどむずかしい演奏をしている印象はなく、バックの演奏陣が安定しているからか、「ジャズ」をしっかりと楽しむことができます。
あ、今気づいたけど、僕の好きならラッキー・トンプソンもいるんですね。
何よりもこの時期、いわゆる、10吋盤からの移植(なんですよね?違ったらすみません。自信ないけどそのはず)なので、1曲1曲が(無駄に)長くなく、短いので楽しむことができます。
あ、そうそう。あとB面に出てくる、ミルト・ジャクソンのビブラフォンも印象的。
普段、ジャズレコを買ったり聴いたりする際には、ビブラフォンがあると少し敬遠がちな僕ですが、このレコードに関しては、すごくぴったり。なにより、ビブラフォンの音が巧妙になりひびいいていて清々しい。
ここでのミルト・ジャクソンはかなり好きです。
最後に、このリバティRVG盤。やっぱりお買い得です。
オリジナル盤は、だいたい4万円くらいといったイメージでしょうか。
で、だいたい傷物が多いですよね。(そりゃあ、1956年のレコードですからね)
それに比べて、今回購入したリバティ盤は驚くことに5000円切り。
それでいて盤はピッカピカの傷はなし。
後述する、試聴用の動画を見ていただければわかるように、ほとんどノイズはありません。
大枚はたいて傷だらけのオリジナルを買うよりかは、
安価で状態完璧(に近い)リバティRVG盤を買ったほうがはるかにお得ですよね。
追記
基本的に管楽器中心とも言えるこの盤ですが、アルバムのうち何曲か入っているモンクのトリオ演奏がまた良い。
ボリューム1は聴いたことありませんが、2のこのモンクの世界観はとても充実していると思います。
コメント