【保存版】ジャズLP探求が10倍深まる!プロが使う公式サイト&データベース10選


【保存版】ジャズLP探求が10倍深まる!プロが使う公式サイト&データベース10選

はじめまして、「ジャズLP探求家」のケンです。このブログを訪れてくださったあなたは、きっと私と同じように、一枚のレコードから無限の宇宙を感じることができる、真のジャズファンなのだと思います。

レコード棚からお気に入りの一枚を取り出し、ジャケットを眺め、盤に針を落とす。その瞬間、私たちは単に音楽を聴いているだけではありません。アーティストの魂、エンジニアの執念、そしてその時代そのものの空気に触れています。しかし、その感動をさらに、何倍も奥深いものにする方法があるとしたら、知りたくはありませんか?

その答えは、「信頼できる情報源にあたる」ことです。インターネットには玉石混交の情報が溢れ、時には誤った情報がまことしやかに語られていることも少なくありません。誰かの感想やレビューも素晴らしいですが、時として「公式」な一次情報、つまり「ファクト」を知ることで、これまで見えていなかったディテールが浮かび上がり、LP探求はまさに「探偵の捜査」のような知的な興奮を帯びてくるのです。

この記事では、私が日々のジャズLP探求で実際に活用し、ブックマークしている「信頼できる公式サイト」や「データベース」を厳選して10サイトご紹介します。これらのサイトを使いこなせば、あなたのジャズ・ライフが10倍、いえ100倍豊かになることをお約束します。

【客観的データを網羅する】データベースサイト

1. Discogs

まず、現代のレコードコレクターにとって聖書(バイブル)とも言えるサイトを一つだけ挙げろと言われたら、私は迷わずこの「Discogs」を挙げます。その本質は、世界中のコレクターが知識を持ち寄って作り上げた、音楽作品の超巨大データベースです。あなたが手にしているレコードが、いつ、どこでプレスされ、どのようなバージョン違いが存在するのか、そのほとんどを特定することができます。

→ 世界最大の音楽データベース「Discogs」

2. AllMusic

AllMusicは、音楽評論家による膨大なレビューとディスコグラフィーを擁する、非常に権威のあるデータベースです。Discogsが「事実(ファクト)」の集積であるとすれば、AllMusicは「批評(レビュー)」の集積と言えます。あるアルバムが批評家たちにどう評価されてきたのか、その歴史的文脈を知る上で欠かせないサイトです。

→ 権威ある音楽レビューサイト「AllMusic」

【作り手の公式見解】名門ジャズレーベル

3. Blue Note Records

「ジャズといえばブルーノート」と言われるほど、その存在は絶対的です。アルフレッド・ライオンの情熱、ルディ・ヴァン・ゲルダーが生み出した唯一無二のサウンド(RVGサウンド)、リード・マイルスの革新的なジャケットデザイン。その全てが奇跡的に融合したのがブルーノートです。

→ ジャズの歴史そのもの「Blue Note Records」

4. Verve Records

ブルーノートがモダンジャズの器楽的側面を切り開いたとすれば、Verveはエラ・フィッツジェラルドやビリー・ホリデイといった伝説的なヴォーカリストを擁し、ジャズの持つ華やかさや楽しさを世界に広めました。

→ 伝説のヴォーカルを訪ねて「Verve Records」

5. Impulse! Records

「インパルス!」は、ジョン・コルトレーンをはじめとする、よりスピリチュアルで革新的なジャズを世に送り出したレーベルです。その象徴的なオレンジと黒の背表紙は、多くのコレクターの心を掴んで離しません。

→ 革新の響き「Impulse! Records」

【世界の評価を知る】権威あるメディア&アワード

6. DownBeat Magazine

1934年創刊。現存するジャズ雑誌としては世界で最も歴史と権威があると言っても過言ではありません。毎年のように発表される批評家投票や読者投票の結果は、ジャズ界の動向を知る上での最重要指標の一つです。

→ 世界で最も権威あるジャズ雑誌「DownBeat」

7. Billboard

音楽の歴史は決して断絶していません。過去の名盤が現代のアーティストにどう影響を与えているか、現代のジャズシーンは世界的にどう評価されているのか。Billboardのような権威あるチャートを見ることで、ジャズが過去の遺物ではなく、今も脈々と生き続けていることを実感できます。

→ 全世界の音楽チャートの指標「Billboard」ジャズチャート

【日本の公式情報を知る】公的機関

8. 日本レコード協会 (RIAJ)

私たちが普段手に取るレコードやCDが、どのような産業の中で生み出されているのか。ゴールドディスク認定の仕組みや、音楽売上の統計データなど、日本の音楽シーンを客観的な数字で理解することができます。

→ 日本の音楽産業を知る「日本レコード協会」

9. JASRAC(日本音楽著作権協会)

著作権という少し難しいテーマですが、これは音楽を生み出したアーティストを守るための大切な権利です。こうした知識は、海賊盤などを避け、正規の音源を正しく評価する姿勢にも繋がります。

→ 音楽の権利を学ぶ「JASRAC」

10. 国立国会図書館

あなたの探求が行き詰まった時、最後の砦となるのがこの「国立国会図書館」です。日本で発行されたほぼ全ての出版物がここに収蔵されており、インターネットでは見つからないお宝情報が眠っている可能性を秘めています。

→ 知の巨人「国立国会図書館」


まとめ:知識は、あなただけの物語を紡ぐための武器になる

いかがでしたでしょうか。今回ご紹介した10のサイトは、いわばジャズLPという広大な海を旅するための、信頼できる羅針盤や海図のようなものです。これらをブックマークし、日々のレコード鑑賞の際に少し参照してみるだけで、あなたの知識は飛躍的に深まります。そして、いつかその大切なコレクションを手放す時が来たとしても、その知識はあなた自身を、そしてあなたのレコードの価値を守るための「武器」になります。その話は、また別の記事で詳しく解説しています。

→ 関連記事:【トラブル回避】レコードを売る前に!知らないと損する10の知識と公的サイト

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