やっぱり素晴らしいレコード。
Kenny Burrell – Midnight Blue (Blue Note BLP 4123)
この盤特有の特徴・情報
- リリース年: 1963年(米国オリジナル発売)
- レーベル: Blue Note – BLP 4123(モノラル)
- 録音日・場所: 1963年1月8日、Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ
- プロデューサー: Alfred Lion
- 録音エンジニア/マスタリング: Rudy Van Gelder
- プレス: Plastylite(「耳」刻印あり)
- ラベル: ニューヨーク・ラベル
- ディープグルーヴ: この盤は両面ディープグルーヴなし(No DG)
- ランアウト刻印: 両面「BNLP 4123-A/B P [Plastylite ‘ear’] VAN GELDER」スタンプ
- カバーデザイン: Reid Miles(ブルーノート黄金期を代表するミニマルかつモダンなデザイン)
- カバーフォト: Francis Wolff
- ライナーノーツ: Leonard Feather
パーソネル
- Kenny Burrell – ギター
- Stanley Turrentine – テナーサックス
- Major Holley Jr. – ベース
- Bill English – ドラムス
- Ray Barretto – コンガ
トラックリスト
- Chittlins Con Carne (Burrell)
- Mule (Major Holley Jr.)
- Soul Lament (Burrell)
- Midnight Blue (Burrell)
- Wavy Gravy (Burrell)
- Gee Baby Ain’t I Good To You (Razaf, Redman)
- Saturday Night Blues (Burrell)
盤の特徴・コレクター情報
- ピアノレス・クインテット編成による、都会的でソウルフルなジャズ・ギター名盤[1][2][5]。
- オリジナル盤はディープグルーヴあり・なし、片ディープグルーヴなど複数のバリエーションがあるが、本盤は両面ディープグルーヴなし(No DG)タイプ[1][4]。
- ランアウトにはPlastylite「耳」刻印と「VAN GELDER」刻印があり、カタログ番号がスタンプされているのも特徴[4]。
- ジャケットはReid Milesによるモダンかつミニマルなデザインで、ブルーノートの名カバーとしても高評価[3][4]。
- サウンドはブルージーで落ち着いた「夜の雰囲気」が特徴。NPR「Basic Jazz Library」選出、ジャズ・ギターの名盤として広く知られる[5]。
- コレクターズアイテムとして人気が高く、オリジナル盤は音質・デザインともに高い評価を受ける[1][3][4]。
まとめ
Kenny Burrell『Midnight Blue』BLP 4123は、1963年リリースのブルーノート黄金期を代表するジャズ・ギター名盤です。Stanley Turrentineのテナーサックス、Ray Barrettoのコンガを加えたピアノレス・クインテットによる、ソウルフルで洗練された演奏が特徴。この盤は両面ディープグルーヴなし(No DG)、Plastylite「耳」刻印+VAN GELDER刻印のニューヨーク・プレスのオリジナル盤で、コレクターズアイテムとしても人気があります[1][4][5]。
私の持っている盤、Kenny Burrell Midnight Blue BLP4123 DGなし vangelderオリジナル
ここ最近は、仕事が忙しくてあまり更新できませんでした。
今も実はそれほど時間があるわけではないので簡単に。
昔からこのレコードは欲しかったんです。
CD時代から。
「ジャズと言えばこれ」
という中に入っていたし、何よりも
「ジャズギターを聴くならコレ」
という中に、このmidnight blueとwes montgomeryのfull houseがあり、full houseは、ジャズレコード収集のウチ結構早い段階で手に入ったのですが、midnight blueはブルーノートでvangelder刻印ということもありなかなか手に入りませんでした。
そんな折に、下北沢にあるフラッシュ・ディスク・ランチで、当時まだ毎月新着セールをやっていて、そのときに、別の人が手にしたmidnight blueを手にしたのを見て、しかもそれがフラッシュ・ディスク・ランチのtwitterで公開されているのを見て悔しくなりました。
あと少しで自分が手に入れられたのに・・・
と思いました。
というか、それ関係なく、このmidnight blueのオリジナル盤。めったに手に入らないんですよね。
今だって結構入手困難な盤。
というか、kenny burrellの人気ぶりと言ったらとどまることを知りません。
このmidnight blueももちろんのこと、それ以前の盤も人気でめったに手に入りません。
今だって片DGですが、オリジナル盤は38,000円と高額です。
でもこういうレコードって、不思議なことに、「ほしい」と思ったときに手に入らなくて暫く経つと普通に手に入ったりするんですよね。
とある、diskunion jazz tokyoのセールに並んだときに、たまたま新着のエサ箱から手に取ったのがこのmidnight blue。
DGなしですが、NYでオリジナル盤。
価格は8,800円とかだったと記憶しています。
入手したのは4~5年前くらい。
当時はこのくらいで買えたんです。
本当に今は、値上がりが激しく、1万円以上するのは当たり前のレコードでしょう。
肝心の演奏ですが、kenny burrellのブルージーな演奏をじっくり堪能できる素敵な盤。
スタンリー・タレンタインのテナーサックスもいいし、ビル・イングリッシュのドラムスも光っています。
今のオリジナル盤は高くてなかなか手が出ませんが、
こういうリバティ盤でいいから、ぜひコレクションに加えておきたい超名盤です。
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