音、演奏ともに抜群のハードバップ名盤。
欲を言えば共演orz
Donald Byrd – Byrd In Flight (Blue Note BLP 4048)
基本情報
- アーティスト: Donald Byrd
- アルバムタイトル: Byrd In Flight
- カタログ番号: Blue Note – BLP 4048
- 音源フォーマット: モノラル
- リリース年: 1960年
- レーベル: Blue Note Records Inc.
- ジャンル: Jazz
- スタイル: Hard Bop, Latin Jazz
トラックリスト
- Ghana (Donald Byrd)
- Little Boy Blue (Little Girl Blueと誤表記される場合あり) (Nevin, Field)
- Gate City (Duke Pearson)
- Lex (Donald Byrd)
- Bo (Duke Pearson)
- My Girl Shirl (Duke Pearson)
参加ミュージシャン
- Donald Byrd – トランペット
- Hank Mobley – テナーサックス (A1, A3, B1)
- Jackie McLean – アルトサックス (A2, B2, B3)
- Duke Pearson – ピアノ
- Doug Watkins – ベース (A1, A3, B1)
- Reggie Workman – ベース (A2, B2, B3)
- Lex Humphries – ドラムス
録音詳細
- 録音日: 1960年1月17日(A3)、1月25日(A1, B1)、7月10日(A2, B2, B3)
- 録音場所: Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey
- 録音エンジニア/ラッカー盤カッティング: Rudy Van Gelder(RVG刻印あり)
- プレス: Plastylite(”P”/”ear”刻印あり)
- プロデューサー: Alfred Lion
補足情報
- オリジナル盤はディープグルーヴラベル、「Blue Note Records Inc. 47 West 63rd NYC」表記。
- ランアウトには「RVG」および「P」(Plastylite “ear”)刻印あり。
- カバーデザインとフォト:Reid Miles、Francis Wolff
- ライナーノーツ:Nat Hentoff
- 本作はバードのBlue Note第4作で、ハードバップとラテンジャズの要素が融合した内容。
- ピアノのDuke Pearsonによる楽曲(Gate City, Bo, My Girl Shirl)も高く評価されている[1][3][5]。
- 「Ghana」や「Lex」ではHank Mobleyのテナーサックスが、「Bo」「My Girl Shirl」ではJackie McLeanのアルトサックスがフィーチャーされ、2つの異なるフロントラインが楽しめる構成[1][4][5]。
- Allmusicでは「バードの成熟とバンドの多彩さが際立つ」と高評価[1]。
アルバムの特徴・評価
「Byrd In Flight」は、Donald Byrdのハードバップ期の代表作であり、Hank MobleyやJackie McLeanといった名手との共演が聴きどころです。録音はRudy Van Gelderによるもので、Blue Note黄金期のサウンドが堪能できます。Duke Pearsonによる楽曲もアルバムの完成度を高めており、ジャズ・ファン必携の一枚とされています[1][2][3][4][5]。
私の持っている盤、Donald Byrd Byrd In Flight BLP4048 47WEST63RDラベル 両面DG RVG 耳付き オリジナル
ドナルド・バードで、1・2位を争う入手困難な、このByrd In Flight。
普段、セカンドやサードを中心に集めている私ですが、この盤に関してはオリジナルで持っています。
なぜか?
コロナの遺産とでもいいますか・・・
Lee MorganのLee Wayとオリジナル盤レコードは結局どこで買えばいい?という見解
このlee way同様、たまたまコロナ禍で安く手に入った盤です。
この盤はもともと存在は知っていたものの、
あまりにも人気で、あまりにもみんな「音がすごい」という評価もよく、
ほしいな~とは思ったものの、そういうのは得てして相場が高いものなので、私には「無縁」のレコードだと思い、特にマークはしていませんでした。
でも、discland jaroの店主が、twitterで、
「私が一番好きな盤はこのbyrd in flightです。」
と呟いていたのを見て、「そこまで言うなんてすごいな。ちょっと欲しいな。」
と思っていました。
けれどマークはやっぱりしませんでした。
どうせ高いと思っていたから。
でもそんな折に、正直今、どの店舗で購入したのかあまり思い出せませんが、コロナ禍もあり、安く放出されていて、このbyrd in flightのオリジナル盤が安く手に入りました。
レーベルには若干の汚れ、カビがありますが、盤はほぼ完璧。
うーん。確かに、音の迫力が凄まじいです。
よく、エリック・ドルフィーの「out to lunch」は、ブルーノートのステレオ録音の最高峰と言われますが、このByrd In Flight BLP4048は『モノラル録音の最高峰』と思いたくなるほどの爆音です。
まぁ、これがオリジナル盤で安く(あまりいくらで買ったのか正直覚えていないんですけど・・・)手に入る機会はもうないと思います。
演奏はと言うと、確かに素晴らしいです。
やはりメンバーがすごい。
ピアノは、デューク・ピアソンにテナーサックスにハンク・モブレー、ベースにダグ・ワトキンス、アルトサックスにジャッキー・マクリーンと最強の布陣。
文句なしの名盤。
2曲目のドナルド・バードのバラードプレイも素晴らしい。
が、たぶん、多くのジャズプレーヤーが永遠に願い続けること。
「どうしてモブレーとジャッキー・マクリーンを共演させてくれなかった・・・」
というのが本当に唯一の心残りの最強の名盤です(笑)
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