うーん、正直イマイチ。
期待度が高すぎたかな・・・
Art Blakey & The Jazz Messengers – At The Jazz Corner Of The World Vol. 2(Blue Note BST-84016 / BLP 4016, 1973年USステレオリイシュー盤)
盤仕様・特徴
- リリース年:1973年(録音:1959年4月15日/NY・バードランド。オリジナルは1959年発表のライブ録音、こちらは1973年のUSステレオ再発盤)
- レーベル:Blue Note – BST-84016, BLP 4016(このリイシュー盤は青ラベル・黒bロゴ仕様/センターラベルには「At The Corner Of The World Volume 2」とJAZZ表記が省略されたバリエーション)
- フォーマット:LP, Album, Reissue, Stereo(US盤、再発ステレオ盤。マトリクスには“RVG STEREO”スタンプ/アチエットあり)
- ジャケット:フロントカバー左下に“© Liberty Records, Inc”、裏面やラベル部に各型番表記違い(BST 8416/BLP 4016/84016)あり。1973年Blue Noteインナー付き。
- 製造・発売:United Artists Records, Inc.(Liberty Records名義)、Made in U S A
- 出版:Groove Music (3)、BMI
- マトリクス・ランアウト:
- サイドA:RVG STEREO(スタンプ)、BNST 80416 · A(エッチング)
- サイドB:RVG STEREO(スタンプ)、BNST 80416 · B(エッチング)
- ジャンル・スタイル:ジャズ、ハード・バップ
パーソネル
- Art Blakey – ドラムス
- Lee Morgan – トランペット
- Hank Mobley – テナー・サックス
- Bobby Timmons – ピアノ
- Jymie Merritt – ベース
- Introduction:Pee-Wee Marquette
トラックリスト
- The Theme – 8:45
- Art’s Revelation(作曲:Gildo Mahones)– 8:00
- Chicken An’ Dumplins(作曲:Ray Bryant)– 7:00
- M & M(作曲:Hank Mobley)– 6:30
- Hi-Fly(作曲:Randy Weston)– 7:00
録音:1959年4月15日、ニューヨーク・バードランド(ライブ録音)。
この盤特有のポイント・コレクター情報
- 1973年Blue Noteリイシュー盤の青ラベル・黒bロゴ仕様はオリジナル盤1959年モノラル(BLP 4016)と異なるステレオ仕様で、収集時の識別要素となる。
- ラベル部には「At The Corner Of The World Volume 2」とだけ表記され“JAZZ”が省略されている。ジャケット型番表記も各面でバリエーション違いあり。
- RVG(Rudy Van Gelder)スタンプ/カッティングで当時のBlue Note音質の特徴が活かされている。再発盤ではオリジナルの太いライブ感やダイナミズムの忠実な再現が重視された。
- アート・ブレイキー率いる“黄金メッセンジャーズ”時代メンバー(モーガン、モブレー、ティモンズ、メリット)が揃った名演で、ハード・バップの頂点を体現したライブ記録として評価されている。
まとめ
『At The Jazz Corner Of The World Vol. 2』(Blue Note BST-84016 / BLP 4016, 1973年USステレオリイシュー盤) は、1959年伝説のバードランド・ライブ録音を1970年代Blue Note流のリイシュー音質・仕様で再現した盤。黄金期メッセンジャーズによるハードバップのライブ・ドキュメントであり、ジャズファン/コレクター双方に重要な位置付けとなる一枚です。
情報元Discogs URL:
私の持っている盤、Art Blakey & The Jazz Messengers At The Jazz Corner Of The World Vol.2 BST84016 RVG ステレオ青黒リイシュー
昨日の記事でも書いたように、
【迷走に終止符】John Coltrane Quartet Ballads AS-32, USステレオ Vangelder(ABCパラマウント)
現在は正直、ここ最近あたらしいレコードを買いすぎているので、一旦レコード収集に終止符を打とうとしているところです。
が、「これで最後これで最後・・・」といって、どんどん増えていってしまっているのは、ある意味コレクターあるあるで、コレクター泣かせかもしれません。
しかし、本当にもうそろそろ収集は終わりにして、一旦、自分の今持っているレコードだけで楽しもうと思っています。
そんな中で、昨日聴いたのは、AT the jazz corner ofのアルバムでした。
残念ながらこれも最近買ったレコード。
「もう終わりにしよう」と思っている中で、たまたま目にしてしまったjazz corner ofのアルバム。
更に悪いことに、たまたまdiscogsかなんかで、参加メンバーを見てしまった。
「え?モブレーとリー・モーガンが共演してるんだっけ?この盤。」
何度か、ディスクユニオンのオンラインショップや実店舗で、RVGステレオの青黒などが安く売っているのを見たことがありましたが、その度に、「まぁ、買わなくていいか。」とスルーしてしまっていました。
ところが、その「レコード収集に終止符を打とう」としているところで、リー・モーガンとモブレーの共演盤であることを知ってしまったら、コレクターの血が疼かないわけ無いですよね(?)
で、しかも。あ、そうそう順番前後したかもしれませんが、このアルバムの存在を最近、再認識したのは、私がジャズレコードを購入するときに参考にしているこのサイトの情報から。
ゴルソンやショーターよりモブレーが好きな私好みの作品だ。もちろんリーモーガンも出色の出来栄え。(しげどん)
モブレーとモーガンが相性よく共演した隠れ名盤。
(中略)
あえて今、おススメしたい!(hand)
(中略)
2枚組なのに、あっという間に聞き終わってしまう魅力盤(ショーン)
Lee Morgan リー・モーガン 名盤リー・モーガン のおすすめCDと、ほとんどすべての作品をサイド参加作含めて網羅的にレビューしています
ここまでゴリ押しなのを読んだたら、欲しくなってしまう。
さらに、ここで、たぶん、リー・モーガンとハンク・モブレーの共演盤であることを認識したんだと思います。
運の悪いことに(良いことに?)、ちょうど、ディスクユニオンノン通販ショップを除いたら、RVGステレオの青黒リイシュー版が3000円台で売っていたので、
「ちょうど終止符を打つにはいいアルバムじゃないか」
と思ったこともあり、購入しました。
最初は店舗受取にしたんですけど、なんらかのトラブルで別の作品、
Meet You At The Jazz Corner Of The World (Volume 2)
こっちのアルバム、が届いてしまって、買い直したこのアルバム。(送料を無料にするためにもう一枚別に買う羽目になって、結局レコードが増えてしまう悪循環。はぁ・・・もう終わりにしたい)
で、数日前にやっと届いて実際に聞いてみました。
といのがこの盤を買った経緯。
実際に聞いてみて
で、実際に聞いてみて思ったこと。
うーん、正直言って期待外れ。
音は凄まじい。
やはり、ブルーノートの音は格別だと、ここ最近、ブルーノートレーベル以外のジャズレコードばかり聴いていたので、久しぶりにブルーノートのジャズレコードを聴いてあらためてそう思いました。
※以前にも書きましたがBlue Noteの音質は他のレーベルと違い
録音レベルが非常に高い ちょっとめずらしい?じゃず・レコード盤??? Vol.47
私がもう一つ、ジャズレコード購入時の参考にしているこのサイトでもそう書かれているように。
ピアノの音がまるで目の前で鳴り響いているかのように鮮烈に鳴り響く。
リー・モーガンは左チャンネル、ハンク・モブレーは右チャンネルで分かれているけれど、違和感なく、それぞれの演奏の良さを存分に味わうことができる。
ちょっとリー・モーガンのトランペットがおとなしめと言うか、音量が小さいように感じるけれど、それでもライブの迫力を存分に味わうことができる。
音に関しては「さすがブルーノート」と唸らせる一枚です。
・・・が選曲なのか、演奏なのか、ちょっと「違うな・・・」と感じていました。
新宿ジャズ談義でも、
JMのライブはやたらとあるので、この2枚組まで手が伸びず、しかもモーニンのような当時のヒット曲が入っていないので見過ごされてきたんだと思う。
Lee Morgan リー・モーガン 名盤リー・モーガン のおすすめCDと、ほとんどすべての作品をサイド参加作含めて網羅的にレビューしています
こう書かれている。確かに、あくまで私が入手できたのはvol.2なので、1との比較はできないものの、2に関しては、私の知っている曲がなかった(私の無知のせいで)のもあり、「おお、この曲をこの人たちがこう弾くのか」という感動はなかった。
何よりも、少なくともこと、このvol.2に関しては、「激しい曲」が多すぎる、というか全曲それで湿られています。
1曲でもいいから、バラードでしっとりと聞かせる曲を入れてくれていれば、評価はガラッと変わったのかもしれません。
モブレーも、リー・モーガンもおそらく絶頂期と思われる演奏で、すごく聴かせる素敵な演奏をしている。
しかしたぶん、私は、これを聴いて改めて思ったんですけど、「たぶん、アート・ブレイキーがあまり好きになれないんだろうな・・・」という話。
好きな方には本当に恐縮なんですけど、あのアート・ブレイキーのドタドタしている感じと言うか、バタバタしている感じがあまり好きになれない。
実際、CD時代にも何回か聴いていたはずの、モーニンや、バードランドの夜のレコードもオリジナルかそれに近い盤で入手しても、何度買い直しても、結局手放してしまいます。
情けない話。
それから、「アート・ブレイキーの作品は積極的に買わなくていいか」と思ったものの、
ハンク・モブレーとリー・モーガンの共演盤な上、これだけ新宿ジャズ談義で絶賛されていれば、きっと良いアルバムだろうと思ったのですが、先入観はダメですね。
もちろん購入前に、You Tubeで試聴したんですけど、結局どれだけ試聴しても実際にレコードで聞いてみないと良し悪しや好き嫌いは判断できないんですよね。
悲しいことに。
長くなりましたが、何が言いたいかと言うと・・・
- 音は抜群。
- リー・モーガンとハンク・モブレーはやっぱり最高。
- 状態もかなり良かった。
- だけどアート・ブレイキー(ジャズ・メッセンジャーズ)特有のドタバタ感がどうしても好きになれない
ということで、悲しいけれど、そのうちこのアルバムは、私の狭い自宅では、手放さざるを得ない一枚だと思います。
なるほど。
だから、リー・モーガンとハンク・モブレーの共演盤であるにも関わらず、そこまで話題にならない、コレクターの間で奪い合いにならない、そもそも「たまたま検索してすぐに見つかる」のかもしれませんね。
あ、言い忘れていましたけど、ボビー・ティモンズはいいですね。まだ全然ファンキー臭がない時代で、安心して聞けます。ピアノの音も抜群です。
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