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【晩年の名演】Bud Powell  Bud Powell In Paris R6098 USモノラル盤 オリジナル

4.0
Bud Powell

かなり久しぶりに聞いたけど、いいねこれ。

この記事を書いた人
  • ケン

    私自身の苦い後悔を原点に、「レコードの価値を未来へ繋ぐ」という信念で、一枚一枚の記事を執筆しています。収集の喜びも、売却の知識も。セカンドコレクターとして全力で文章を綴ります。 → プロフィール

Bud Powell – Bud Powell In Paris(Reprise Records R-6098, 1963年USモノラル盤/Pop Series)

盤仕様・特徴

  • リリース年:1963年(録音は1963年・パリでのスタジオ・セッション)
  • レーベル:Reprise Records – R-6098(米Reprise “Pop Series” カタログの一環として発表)
  • フォーマット:LP, Album, Mono(USモノラルオリジナル盤/テレハウト・プレス)
  • レコード会社:Warner Bros. Records 配給/Essex Productions, Inc. © 所有
  • プレス:Columbia Records Pressing Plant, Terre Haute(インディアナ州テレハウト工場製)
  • アートディレクション:Merle Shore
  • カバーデザイン:Donald Leakeによる油彩風アート。表面コーティング仕上げ。
  • プロデューサー:Duke Ellington(バド・パウエルとの旧知関係による監修的立場でも知られる)
  • ライナーノーツ:Leonard Feather執筆。録音地と欧州生活期のパウエルを簡潔に総括。

パーソネル

  • Bud Powell – ピアノ
  • Gilbert Rovere – ベース
  • Carl Donnell “Kansas” Fields – ドラムス

トラックリスト

  1. How High The Moon – 3:18
  2. Dear Old Stockholm – 2:42
  3. Body And Soul – 4:39
  4. Jor-du – 3:00
  5. Reets And I – 2:52
  6. Satin Doll – 3:28
  7. Parisian Thoroughfare – 2:48
  8. I Can’t Get Started – 3:10
  9. Little Benny – 2:37

録音:1963年、パリにてスタジオ録音。プロデュース:デューク・エリントン
モノラル仕様につき、中音域中心のピアノ定位と暖かみのあるトーンが特徴。

この盤特有のポイント・コレクター情報

  • 米Repriseオリジナル盤は“Pop Series”名義で発表され、同社としては異例のジャズ・ピアノ録音タイトル。
  • 本盤はColumbia, Terre Haute工場刻印入りラベルが初期仕様の目安。ラベル書体や色合いで区別可。
  • Bud Powellのパリ滞在期(1959–1963年)の代表作であり、欧州録音群の中でも音質的安定度が高い。
  • ベースのGilbert Rovere、ドラムのKansas Fieldsはいずれもフランス・ジャズ界で活動していた米国・欧州混成リズム陣。
  • 録音はリバーブ控えめで、ピアノの硬質な打鍵音が前面に出る。盤質良好なモノラル初期プレスは音像定位が明確。
  • コーティング・カバー仕様は経年変化によりわずかな光沢ムラが出やすく、状態良好品はやや希少。

まとめ

『Bud Powell In Paris』(Reprise R-6098, 1963年モノラル盤)は、晩年をフランスで過ごしたバド・パウエルが安定したタッチと明快な解釈で残した欧州録音盤。温かみのある音質と洗練されたサウンドは、パウエル晩期の美しい記録としてコレクターに注目される1枚です。

情報元Discogs URL:

Just a moment...

私の持っている盤、Bud Powell  Bud Powell In Paris R6098 USモノラル盤 オリジナル

かなり久しぶりの投稿になってしまいました。

1ヶ月ぶりくらい?

興味が別のところに移り忙しくて最近ジャズを聞いていませんでした。

で、久しぶりにジャズを聞こうと思ってかけたのがこれ。

このブログで紹介していない盤を聞こうと思ったんですけど、

なんだか意外と、もう大半はこのブログで、所有レコードを紹介してしまっている模様でした。

「どれかないかな・・・」

と思って、ターンテーブルに乗る機会の少ない、このアルバムを選びました。

バド・パウエル。

好きは好きなんですけど、結構激しいピアノ、情熱的と言ったらいいのでしょうか?

そういうピアノが多くて、あまり積極的には聞けないんですよね。

ちょっと居住まいを正さないとならない感じがして。

このバド・パウエルインパリも、そんなイメージだけ先行してなぜかターンテーブルに乗っていませんでした。

ちなみに購入したのはもう8年くらい前になるんじゃないかな?

新宿のhalsレコードのオンラインショップで購入しました。

価格は覚えていないけれど6~8,000円くらい?

いまディスクユニオンで見ましたけど、

今の販売価格もだいたいそんな感じですね。

discogsの販売価格を見てみたら、数百円とか数千円とか、販売価格が出ていたのびっくりしましたけど、たまたま出品がないだけか、状態が悪いものなんだと思います。

このアルバム、高いですね。

というかバド・パウエルは基本人気ですよね。

どうしても個人のコレクションの中ではターンテーブルに乗る機会が少なめなんですけど。

でも久しぶりに聞いてみたら美しい。

このアルバム、全然違いますね。

どうやら、デューク・エリントンのプロデュースということで。

たぶん、この時期のバド・パウエルは、もう指があまり動かなかったのかもしれませんね。

初期の頃のダイナミックなピアノは、見る影もありませんが、その代わり、落ち着いた、ゆったりとした演奏で、スタンダード・ナンバーを美しく奏でてくれています。

これはこれでいいです。

全体的に、しっとりとした美しい演奏で夜のしじまに聴くには最適なレコード。

久しぶりに聞いたレコードとしてはうーん。

良い。

落ち着きのある、パリの魅力に翻弄されたバド・パウエルの演奏

オリジナルの中でもそれほど高価なものではないので、ぜひ聴いてもらいたいです。

そうそう、今回久しぶりにレコードを聞こうと思ったきっかけの一つが、このNHKラジオでした。

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こういう番組、いいもんですね。

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