管理人プロフィール

はじめまして。 当ブログ**「セカンドコレクター・ケンのジャズLP収集ブログ」へようこそ! 運営しております、「ジャズLP探求家 / セカンドコレクター」のケン**と申します。

数あるサイトの中から、このマニアックなレコードの沼にたどり着いてくださり、本当にありがとうございます。

このブログの最大の特徴は、タイトルの通り**「(ほぼ)全編試聴可」**であること。 私が言葉を尽くしてレビューするのはもちろんですが、最終的に音楽の価値を決めるのは、あなた自身の耳です。気になったレコードがあれば、ぜひ試聴用のリンクから、そのサウンドに直接触れてみてください。

このページでは、私がどんな人間で、なぜこれほどまでにジャズLPに魅了され、そしてこのブログを通じて何を成し遂げたいのか、少し長くなりますが、自己紹介をさせてください。

全ては、一枚の“間違い”から始まった

私がジャズという音楽、そしてLPレコードというフォーマットにのめり込むきっかけは、今思えば一枚の“間違い”からでした。

あれは学生時代。中古レコード店の雑然としたジャズコーナーで、なけなしのお金で何か一枚、入門盤を買おうと決めた時のことです。有名なアーティストの名前が並ぶ中、私が手にしたのは、ジャケットの雰囲気に惹かれたマイルス・デイヴィスの『Kind of Blue』。もちろん、当時はそれがどれほど歴史的な名盤であるかなど、知る由もありません。

意気揚々と家に帰り、慣れない手つきでプレーヤーに盤を乗せ、針を落とす。 しかし、スピーカーから流れてきたのは、私が想像していた“激しいジャズ”とは似ても似つかぬ、静かで、クールで、どこか内省的なサウンドでした。

「あれ、これってジャズなのか…?間違えたかな?」

それが、私の第一印象でした。しかし、その“間違い”だと思った音楽を聴き進めるうちに、私はその静けさの中に渦巻く、とてつもない緊張感と、プレイヤーたちの息遣い、そして空間そのものが震えるような響きの虜になっていました。CDでは決して感じたことのない、生々しい「空気の記録」。それが、私がジャズとLPレコードの底なし沼に足を踏み入れた瞬間です。

「セカンドコレクター・ケン」のこだわり

以来、20年以上。私の生活は、常にジャズLPと共にありました。 給料日にはレコード店に駆け込み、指をインクで真っ黒にしながら盤を漁り、時には海外のコレクターと拙い英語でメールをやり取りして、一枚のレコードを手に入れる。その繰り返しです。

そんな中で、私はいつしか自分を「探求家」と呼ぶようになりました。 ただ盤を集めるだけではない。そのレコードが録音されたスタジオの空気、アーティストが置かれていた状況、エンジニアのこだわり、そして時代背景。それら全てを「探求」し、知ることで、音楽はさらに立体的で深みのあるものになるからです。

そして、私の名を冠した**「セカンドコレクター」**という肩書き。 これは、私のコレクションの核となる、大切な哲学を表しています。

もちろん、誰もが憧れるオリジナル盤の輝きは否定しません。しかし、天井知らずで高騰を続ける市場を前に、嘆いてばかりでは音楽は楽しめない。私は、オリジナル盤に高額を投じるよりも、比較的安価で手に入るセカンドプレスや、丁寧な仕事が光るVANGELDER盤の中から、本当に価値のある「音の良い盤」を見つけ出すことに、至上の喜びを感じています。

時にはプレスの甘い盤を掴んで後悔し、時には誰も見向きもしなかった盤に“当たり”を見つけて小躍りする。そんな失敗と成功の繰り返しこそが、私の血肉となり、このブログの土台となっているのです。

このブログが目指すもの

この「JAZZ MISTAKE」で、私が目指すことはとてもシンプルです。

核となる想いは、何よりもまず「ジャズLP一枚一枚の魅力を、私の言葉と、そしてあなたの耳で感じてもらう」こと。 「全編試聴可」にこだわっているのも、そのためです。私のレビューを参考に、ぜひあなた自身でその音に触れ、新しい一枚に出会う喜びや、既にお持ちのレコードをより深く愛するきっかけを、ここで見つけていただけたら、それ以上に嬉しいことはありません。

そして、LP収集を続ける一人のコレクターとして、もう一つ大切にしたいスタンスがあります。 それは、**「コレクター同士が、レコードの価値について誠実に向き合える情報を共有する」**ということです。その一環として、長年愛したコレクションを、いつか手放す時が来たとしても、その価値が正しく評価され、次の世代のファンへと気持ちよく受け継がれていくためのお手伝いができればと考えています。

その想いから、このブログでは、私が信頼できると判断した買取業者も紹介しています。これは、このブログ運営を持続可能なものにし、さらに多くの素晴らしいレコードを紹介していくための活動でもありますので、アフィリエイト・プログラムを利用していることを、ここに正直にお伝えしておきます。

終わりに

ここまで長い文章を読んでいただき、本当にありがとうございました。

このブログは、私にとっての探求の記録であり、皆さんとの交流の場です。 ぜひ、記事にコメントを残したり、あなたの好きな一枚について教えてください。ジャズを、そしてレコードを愛する仲間として、語り合える日を心から楽しみにしています。

さあ、今日も最高の“間違い”を探しに、レコードの沼へと繰り出すとしましょう。

ジャズLP探求家 / セカンドコレクター ケン

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