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【夜にピッタリ美しいピアノトリオ】Wynton Kelly Wynton Kelly! VJLP3022 MONO

4.0
piano

想定以上に良い。聞かなかったことを後悔。

Wynton Kelly – Wynton Kelly! (Vee Jay LP-3022/VJLP-3022, 1961)

この盤特有の特徴・情報

  • リリース年: 1961年
  • レーベル: Vee Jay Records – LP-3022(ジャケット・スパイン)、VJLP-3022(ラベル)
  • シリーズ: Vee Jay Jazz
  • フォーマット: モノラル
  • 録音日・場所: 1961年7月20日・21日、Bell Sound Studios, New York City
  • プレス: RCA Records Pressing Plant, Indianapolis(ランアウトに「I」刻印)
  • 録音監督・A&Rディレクター: Sid McCoy
  • ライナーノーツ: Barbara J. Gardner

パーソネル

  • Wynton Kelly – ピアノ
  • Paul Chambers – ベース(A3, A4, B1, B3, B4)
  • Sam Jones – ベース(A1, A2, B2)
  • Jimmy Cobb – ドラムス

トラックリスト

  1. Come Rain Or Come Shine (Mercer, Arlen)
  2. Make The Man Love Me (Wynton Kelly)
  3. Autumn Leaves (Prevert, Mercer, Kosma)
  4. Surrey With The Fringe On Top (Rodgers, Hammerstein)
  5. Joe’s Avenue (Wynton Kelly)
  6. Sassy (Wynton Kelly)
  7. Love, I’ve Found You (D. Small)
  8. Gone With The Wind (Wrubel, Magidson)

盤の特徴・コレクター情報

  • ラベル・ジャケット表記: ジャケットは「LP-3022」、ラベルは「VJLP-3022」と異なる表記が特徴
  • プレス工場: RCAインディアナポリス工場(ランアウトに「I」刻印)
  • マトリックス・ランアウト: Side A: MO-8P 0914-1 I V1 / Side B: MO-8P 0915-1 I V1
  • 録音: ベースが曲ごとにPaul ChambersとSam Jonesで入れ替わっている点も特徴
  • ジャケット: アンサンブルの写真や、Vee Jay Jazzシリーズらしいシンプルなデザイン

内容・評価

  • Wynton Kellyのリーダー作として、ブルージーでソウルフルなピアノ・トリオ演奏が中心
  • スタンダードナンバーとオリジナル曲のバランスが良く、Kellyのリリカルかつスウィンギーなピアノが堪能できる
  • Paul Chambers、Sam Jones、Jimmy Cobbといった一流リズム隊との共演により、安定感と躍動感のある演奏が魅力
  • AllMusicやジャズガイドでも高評価を得ている

まとめ

Wynton Kelly『Wynton Kelly!』は、1961年Vee Jay Jazzシリーズからリリースされたピアノ・トリオの名盤です。ベースにPaul ChambersとSam Jonesが参加し、Jimmy Cobbのドラムとともに、Kellyのブルージーでスウィンギーなピアノを存分に堪能できます。RCAインディアナポリス工場プレスで、「I」刻印やラベル・ジャケットの表記違いもコレクターに人気のポイントです。

私の持っている盤、Wynton Kelly Wynton Kelly! VJLP3022 MONO

少し時間がないので簡単に。

どうして、ジャズレコードの世界でveejay盤はそれほど人気がないんでしょうね?

このレコードも、どこでどう手に入れたのか覚えていないくらい、記憶が薄いです。

確か、新宿かjazz tokyoあたりでエサ箱から買ったのか、それか通販で買ったのか、やっぱり思い出せません。

そんな薄い記憶だからこそ、思い入れも少なく、実際、店の中に眠ったままほとんど聞くことはありませんでした。

しかし昨日、久しぶりに聞いてみたら良い。

veejay レコードって、本当に音が良いですよね。

すごくクリアなサウンドでピアノもvangelderみたいなコツコツ音じゃなくて本来のピアノの綺麗さ、流麗さを美しく表現しているように感じられます。

久しぶりに聞いてみたけど、選曲がすごいですよね。

come rain or come shine,枯葉、風と共に去りぬなど。

王道のスタンダオードナンバーをウィントン・ケリーがトリオで美しく奏でます。

しかもメンバーは、ポールチェンバースとサム・ジョーンズ、ジミー・コブですよ。

プレーヤーも超一流で、曲も良い。

それでいてveejayレコードだから、1万円もせずに手に入れたと記憶しています。

安い。それでいて、私が持っているウィントン・ケリーの盤の中では「ベスト」と言っても過言ではないくらい、すごく良い演奏。

ウィントン・ケリーのピアノの美しさを堪能するにはこれが一番のアルバムだと思います。

とにかく、いまもっても、価格は安く手に入る盤なので、ジャズレコードの初心者にも強くおすすめできる名盤

どうしても市場価値の低さから手が伸びないのですが、これからはもっと頻繁に聞いていきたいと思える、すごく素敵な盤です。

新宿ジャズ談義でも、

スタンダード中心にケリー節を味わえる一枚
ケリーの軽やかなピアノは、まるで人が歌っているかのようにメロディアスで耳に心地良い。特にスローなバラードで、ムーディーに語りかける鍵盤の音色は温かみがあって素晴らしい。(ショーン)

ミッドナイトよりも、こっちの方が真夜中の感じがする。スタンダード中心だがケリーらしい味わいが存分に堪能できる。(しげどん)

枯葉1曲だけ聞けば日本盤タイトルにするくらいなので、素晴らしい!ただ、作品としての統一感や他の曲の出来は少しユルいと感じる。(hand)

Wynton Kelly ウィントン・ケリー 名盤
ウィントン・ケリーの全リーダー作と主要なサイド参加作を紹介しています。

このように高評価。夜にしっとりと聴くピアノトリオとしては、ビル・エヴァンスはちょっと肩肘張りすぎる。

かといって、他のトリオだとあまりしっくりこない。

というときには、このウィントン・ケリーがおすすめです。

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ちなみに私の持っている盤は、確かモノラルのはずだったんですけど、veejayレコードではステレオかモノラルかの判断が本当に難しいですね。

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