やっぱりソプラノサックスがちょっと
Coltrane – “Live” At The Village Vanguard(ABC Records / Impulse! – AS-10 / A-10, 1972年USステレオ再発盤)
盤仕様・特徴
- リリース年:1972年(オリジナルは1962年)
- レーベル:ABC Records – AS-10, Impulse! – A-10(ジャケット:Stereo A-10、スパインもA-10、内側やラベルはAS-10併記)
- フォーマット:LP, Album, Reissue, Stereo, Gatefold(見開きジャケット仕様、US盤)
- 録音:Village Vanguard, New York(ライブ録音)
- エンジニア:Rudy Van Gelder
- カッティング:RVG刻印(ラッカー責任者としてもクレジット)
- カバーデザイン:Robert Flynn(Viceroy)
- 写真:Pete Turner
- ライナーノーツ:Nat Hentoff
- レコード会社:ABC-Paramount Records, Inc./ABC Records, Inc.
- ラベル仕様:黒地に赤枠のABCインパルス!ロゴ、”i!”マーク付き(1970年代初期再発バージョンに特徴的)
- マトリクス:AS-10 A RVG STEREO / AS-10 B RVG STEREO(手書き刻印)
パーソネル
- John Coltrane – テナーサックス(B)、ソプラノサックス(A1, A2)
- Eric Dolphy – バスクラリネット(A1)
- McCoy Tyner – ピアノ
- Reggie Workman – ベース
- Elvin Jones – ドラムス
トラックリスト
- Spiritual(John Coltrane作) – 13:30
- Softly As In A Morning Sunrise(Oscar Hammerstein II, Sigmund Romberg) – 6:25
- Chasin’ The Trane(John Coltrane作) – 15:55
この盤特有のポイント・コレクター情報
- 1972年発行の再発ステレオ盤で、黒地赤縁ABCインパルス・ラベル仕様。
- オリジナルは1962年Impulse!盤(A-10)で、古ファーストとのラベルやマトリクス違いに要注意。
- Coltraneのヴィレッジ・ヴァンガード公演音源を収めたライブ作で、Eric Dolphyのバスクラも加わった名演。
- エルヴィン・ジョーンズ/レジー・ワークマンら黄金クインテットが特徴。
- 録音は名エンジニアRudy Van Gelder担当、ジャズ史的評価も高い。
まとめ
『Coltrane – “Live” At The Village Vanguard』(ABC Records / Impulse! AS-10, 1972年再発盤)は、Coltraneクインテットによる1961年ヴィレッジ・ヴァンガードでのライブ録音を収めた重要作。名手ぞろいの編成と、再発盤ならではのラベル仕様もコレクション要素です。
情報元Discogs URL:
私の持っている盤、John Coltrane “Live” At The Village Vanguard AS10 RVG STEREO
今回、購入した盤が、このjohn coltrane のヴィレッジヴァンガード。
もちろん、昔から知っている名盤。
1週間前の話しですが、ディスクユニオン新宿ジャズ館に行ったときに、Recordを漁っていたら、隣に、サンボマスターの山口隆さんがいて、2枚のレコードをおすすめしてもらい。
「僕だったら、この2枚に、もう一枚買うと割引が効くのでもう一枚なにか別のRecordを選びますね。」
と言っていました。
そこで色々漁っている中で見つけた一枚がこの一枚でした。
ジョン・コルトレーンのヴィレッジヴァンガード。
ステレオRVG。
私の中では、オリジナル盤を購入する必要はないので、セカンドやサードでもRVG刻印があればそれで十分。
以前から「ほしい」と思っていて、何度か買おうとした機会があったものの、
「あれ?なんで買わなかったんだっけ?」
と思い出したこともあり、山口さんに「これどうですか?」ときいたところ、
「いやぁ、名盤ですよね。」
と言ったこともあり、買ってみました。
で、実際に昨日聴いてみて、あらためてなんで買わなかったのか気づきました。
「うーん、ソプラノサックスがちょっと・・・」
そう、このときのジョン・コルトレーンはソプラノサックスを吹いているんですよね。
Impulseのコルトレーンはあんまり好きではないけど、このレコードは大好きで、ときどき無性に聴きたくなる。
本盤はまずB面を聴く。本盤の白眉・Chashin The Traneで、一心不乱にテナーを吹くコルトレーン。モノラル盤では、完全にコルトレーンが主役になっている。
『ジャズの名盤を、思いっきり楽しもう。』お気に入りのレコードって、ありますよね。 世間一般で名盤と言われているかどうかは別にして、1年に一回以上は聴きたくなるような、個人的な名盤。 そういうレコード…
あ、そうか。
このRecord、コットンクラブさんが推奨していて、それもあって買ったのもあったんですけど、
「私自身はあんまり・・・」
と思ったものの、コットンクラブさんもB面から聴いているんですね。
そう、このレコード。
残念なことに(?)A面ではコルトレーンはソプラノサックスを吹いています。
B面はどうやら、テナーサックスのようですね。
めちゃくちゃ個人的なかんそうなんですけど、ソプラノソックスがちょっとあわない。
なんだか、少し、「キンキン」している感じがして。
しかも、ジョン・コルトレーンのあの「溢れ出るような情熱」の演奏が、ソプラノサックスで流れると、個人的にはなんだか、少しあまり伝わらないというか、音の高さが気になってあまり集中してコルトレーンの演奏に入り込めないんですよね。
ということで。
恥ずかしながら昨日、このA面を聴いた時点で、ちょっと聴く気がなくなってしまって、B面は聴いていません。
そのため、A面を聴いただけの評価ですが・・・
ちょっと個人的には肌に合いませんでした。
このレコードが好きな方はすみません。
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