正直に言うと、期待外れ。
モーガンということで、前から気になっていたんだけど、ハードル上げすぎたかな。
最後の曲も、良かったけど、消化不良で終わってしまった。
Lee Morgan – The Sixth Sense(Blue Note BST-84335, 1975年USステレオリイシュー盤)
盤仕様・特徴
- リリース年:1975年(オリジナル録音:1967年11月10日、Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey)
- レーベル:Blue Note – BST-84335(US盤、1975年頃のリイシュー盤。ラベルは白抜き“b”ロゴ、ラベル下部にUnited Artists Music And Records Group, Inc.表記)
- フォーマット:LP, Reissue, Stereo(USリイシュー/ステレオ仕様)
- ジャケット/デザイン:デザイン:Frank Gauna、写真:Francis WolffによるBlue Note定番のモノクロ写真
- レコード会社:Blue Note Records(United Artists Music And Records Group管理期)
- ラッカー盤カッティング:Van Gelder Studioによる“VAN GELDER”刻印付き
- マトリクス・ランアウト:
- サイドA:84335 A(エッチング刻印)
- サイドB:84335 B(エッチング刻印)
- Stamped in runouts:VAN GELDER(エンボス刻印)
 
パーソネル
- Lee Morgan – トランペット
- Jackie McLean – アルトサックス
- Frank Mitchell – テナーサックス
- Cedar Walton – ピアノ
- Victor Sproles – ベース
- Billy Higgins – ドラムス
トラックリスト
- The Sixth Sense – 6:40(作曲:Lee Morgan)
- Short Count – 5:57(作曲:Lee Morgan)
- Psychodelic – 6:32(作曲:Lee Morgan)
- Afreaka – 7:55(作曲:Cedar Walton)
- Anti Climax – 6:13(作曲:Lee Morgan)
- The Cry Of The People – 5:00(作曲:Cal Massey)
録音:1967年11月10日、Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey(名門スタジオ録音)
本盤はオリジナル録音から約8年後にリイシューされたUS盤。ラベルが“白bロゴ”かつUnited Artists管理期でリイシューの識別が容易。
この盤特有のポイント・コレクター情報
- 1975-1978年リイシュー盤は、ラベル左上の白抜き“b”ロゴと社名表記でオリジナル盤(1969年BST-84335)と区別できる。
- エッチング刻印“84335 A/B”およびVAN GELDERスタンプは、オリジナルマスターに基づく高品位プレスである証。
- Lee Morganの作曲・リーダー作でありつつ、同時代のハード・バップからアフリカン/サイケデリック的な楽曲も含み、ジャズ新時代の息吹を感じる内容。
- Jackie McLean(as)、Billy Higgins(ds)といったBlue Note常連の名手が参加しており、パーソネルが豪華。
- オリジナル録音は1967年だが、本リイシュー盤はその後のコレクションラインナップとして広く流通し、「VAN GELDER」刻印入りは音質面でも評価が高い。
まとめ
『The Sixth Sense』(Blue Note BST-84335, 1975年USステレオリイシュー盤) は、Lee Morganの先鋭的ハード・バップ作品を1970年代の再発期ならではの仕様で味わえる1枚。VAN GELDER刻印付き高音質LPは、オリジナル期の息吹とBlue Noteリイシュー期両面の資料的価値を備えている。
情報元Discogs URL:
私の持っている盤、Lee Morgan The Sixth Sense Blue Note BST84335 USステレオリイシュー vangelder刻印、白音符
冒頭でかなり辛辣なことを書いてしまいましたが、率直な感想がそれです。
正直、「リー・モーガンだから」と、あまり事前にリサーチをせずに、それほど何度も試聴せずに買ってしまいました。
というのも、
モーガンのレコードはデビュー時の溌剌とした演奏から、音のシャープさが失せた晩年のヨレヨレの演奏まで全部好きだ。
という一文を読んでいたから。
cottonclubさんがそう言うなら、まぁ、リー・モーガン全般に外れはないだろうと思っていました。
あ、いや、決して人のせいにするというわけではなくて、自分の判断ミスを呪っているだけの話です。
判断ミスと言うと、リー・モーガンファンや、作品そのものに失礼に当たるかもしれませんが、あくまで私個人の感想として捉えてください。
はじめて、本盤の存在を知ったのはalorecordsさんのサイトで。
2年くらい前かな?
このサイトでリーモーガンのシックス・センスが出品されて、
「お、リー・モーガンのアルバムでこんなのあるんだ。」
と知って、見ていたらあっという間に売り切れてしまいました。
値段を見たかどうかすら把握していない。
そこから、ちょいちょいディスクユニオンなどでこの盤が出品されるのを見る度に気になるけれど、さすがリー・モーガンのレコード。
ゆうに1万円を超えるのが当たり前だったので、なかなか購入機会に恵まれませんでした。
リー・モーガン好きとしては、なんとしても欲しいと思っていたのですが、値段との折り合いがつかずそのまま年月が経過。
そんな折に、フラッとディスクユニオンのオンラインショップを覗いてみたら本盤が出品されていました。
価格は破格の2,850円。
もちろん、vangelder刻印つき。
「お、これは買いだな。」
と思い、ディスクユニオンでは5000円以内の買い物では送料がかかることを知っていながら、気にせずそのままの価格で購入しました。
で、届いたのを聴いたのが昨日。
というのが経緯だったんですけど・・・
実際に聞いてみると
うーん、ちょっとジャカジャカうるさい。
私の嗜好とは合わないというのが率直な感想です。
一応購入前に、もう一度、他者のレビューもチェックして、いつも参考にしている、新宿ジャズ談義さんでも、
8ビート曲もあるが、ジャケやタイトルから想像されるような新しいものを狙った盤ではなく、この時期のオーソドックスな盤だと思う。マクリーンが各曲で私好みのいいソロを吹いている。ラスト⑥クライオブマイピープルは、最期が近いモーガンの久々のミュートでしんみりする。(hand)
と、書かれていたので、そこまで変なアルバムじゃないと言うか、奇をてらったアルバムではないのかな。
「オーソドックスな盤」なのかな?
と思い、買ってみたのもあります。
しかし実際に聞いてみたら、確かに奇をてらったアルバムとかサイケデリックなものではないものの、「8ビートの曲」が多く、いわゆる「ジャズ・ロック」調の曲が中心で、私の好みとは全然違いました。
正直な話、ジャカジャカうるさいと感じてしまい、途中で、じっくり耳を傾けて聴くのをやめてしまいました。
うーん、確かに、マクリーンは良いように思えるのですが、全体的に8ビートの曲が多く、リー・モーガンの良さ(というのを殆ど知っていない素人ですが)があまり発揮されていないように感じます。
なるほど・・・
だから、あまり「リー・モーガン」の中でも知名度が高いアルバムではないのかもしれません。
確かに最後の曲は、リー・モーガンのミュートトランペットを聴くことができて良いんですけど、それもなんだか消化不良。
もうちょっと長く吹いてよ・・・
「ここからでしょ!」と言いたくなるような演奏でした。
うーん・・・
あ、あとシダー・ウォルトンはなんか良いです。
はつらつとした印象があります。
しかしアルバム全体の印象として考えると・・・
ちょっと期待外れ。
まぁ、2,850円で買ったから文句はないけれど、
これがオリジナル盤で1万円前後で買っていたらちょっとショックだったなと感じます。
おそらく、手放すことになると思います。
私の部屋は狭く、保管できるレコードの枚数はすでに許容量を遥かにオーバーしているので・・・
 
  
 
 
  
  
  
   
                                                                                                                                                                                                            




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