【プログレレコード買取】専門家が選ぶ高価買取盤リストTOP30|あなたのコレクションは宝物かも?
プログレッシブ・ロック(プログレ)のレコードは、その複雑で芸術的な音楽性だけでなく、凝ったジャケットデザインや希少性から、中古市場でも特に高い価値を持つジャンルの一つです。親記事「ロックレコード買取の完全ガイド」でも触れましたが、ここでは特にプログレに焦点を当て、どのようなレコードが高価買取に繋がるのか、具体的なリストを交えて深掘りしていきます。
あなたのレコード棚に眠る一枚が、実は驚くべき価値を持つお宝かもしれません。
高価買取リストを見る前の注意点
これから紹介するリストは、あくまで良好な状態の「UKオリジナル初版」などを基準とした参考価格帯です。買取価格は、盤質、帯の有無(国内盤の場合)、付属品(ポスター、インサート等)の完備、そしてプレスの違い(国や時期)によって大きく変動します。正確な価値を知るためには、必ず専門家による査定を受けることをお勧めします。
プログレッシブ・ロック高価買取レコードリスト TOP30
それでは、特に高値で取引されることの多いプログレの名盤たちを見ていきましょう。
- King Crimson – In the Court of the Crimson King (1969)
解説: 記念すべきデビュー作のUK初版、通称「マト2/マト2」は非常に高価。Island Recordsのピンクリムラベルであることが重要です。 - Pink Floyd – The Dark Side of the Moon (1973)
解説: UK初版のソリッド・ブルー・トライアングル・ラベルは鉄板の高価買取盤。ポスターやステッカーが完備しているかが査定の鍵となります。 - Yes – Fragile (1971)
解説: UK初版は特に人気。変形ジャケットのコンディションと、付属のブックレットが揃っているかが重要です。 - Genesis – Foxtrot (1972)
解説: UK Charismaレーベルの「ラージ・マッド・ハッター」ラベルの初版は高値が期待できます。 - Emerson, Lake & Palmer – Tarkus (1971)
解説: 見開きだけでなく、さらに内部が開く複雑な変形ジャケットの状態が査定に大きく影響します。 - Jethro Tull – Aqualung (1971)
解説: UK Islandレーベルの初版、特にテクスチャード(ざらつきのある)ジャケットは評価が高いです。 - Van der Graaf Generator – Pawn Hearts (1971)
解説: UK Charismaの初版はカルト的な人気を誇り、高価買取の対象です。 - Gentle Giant – Octopus (1972)
解説: UK Vertigoのスパイラル・ラベル初版は、プログレコレクター垂涎の一枚です。 - Camel – Mirage (1974)
解説: UK Deramレーベルのオリジナル盤は、その音楽性の高さから根強い人気があります。 - Caravan – In the Land of Grey and Pink (1971)
解説: UK Deramオリジナル盤は非常に希少価値が高い名盤です。 - King Crimson – Larks’ Tongues in Aspic (1973)
- Pink Floyd – Wish You Were Here (1975)
解説: シュリンクと黒いビニールが残っているUK初版は非常に高価です。 - Yes – Close to the Edge (1972)
- Genesis – Selling England by the Pound (1973)
- Gentle Giant – Acquiring the Taste (1971)
- Renaissance – Ashes Are Burning (1973)
- Soft Machine – Third (1970)
- Focus – Moving Waves (1971)
- Hawkwind – In Search of Space (1971)
解説: ログブック付きのUK初版は高価買取の対象です。 - Gong – Camembert Electrique (1971)
- Mike Oldfield – Tubular Bells (1973)
解説: UK Virginの初期盤、特にカラーの双子ラベルは価値が高いです。 - Supertramp – Crime of the Century (1974)
- The Moody Blues – Days of Future Passed (1967)
- Procol Harum – A Salty Dog (1969)
- Atomic Rooster – Death Walks Behind You (1970)
- Traffic – The Low Spark of High Heeled Boys (1971)
解説: 六角形の特殊ジャケットの状態が査定のポイントです。 - Curved Air – Airconditioning (1970)
解説: 世界初のピクチャーディスクとして知られるUKオリジナル盤は歴史的価値も高いです。 - Barclay James Harvest – Once Again (1971)
- Egg – The Polite Force (1971)
- Hatfield and the North – The Rotters’ Club (1975)
リスト以外にも!プログレレコードの価値を高める要素
プログレのレコードは、音楽だけでなくパッケージ全体がアート作品です。以下のような付属品が揃っていると、査定額はさらにアップします。
- 特殊・変形ジャケット: ELPやYesに見られるような、通常と異なる形状のジャケット。
- ポスターやポストカード: Pink Floydのアルバムに多く見られます。
- ブックレットやインサート(歌詞カード): オリジナル盤に付属していたものは全て揃っているのが理想です。
- レーベルのデザイン: Vertigoのスパイラル・ラベルやIslandのピンクラベルなど、特定の初期レーベルはそれ自体に価値があります。
まとめ:リストを参考に、あなたのコレクションの価値を再確認しよう
今回紹介したリストは、数あるプログレの名盤のほんの一部です。もしリストにあるレコード、あるいはここにないプログレのレコードをお持ちでしたら、それはあなたが思っている以上の価値を持つかもしれません。
大切なのは、その価値を正しく見極められる専門家に見せることです。このリストを片手に、ご自身のレコード棚をもう一度眺めてみてはいかがでしょうか。
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