期待しすぎた。完全に・・・
Ray Bryant – Hot Turkey(Black And Blue 33.089, 1976年フランス盤/ステレオ)
盤仕様・特徴
- リリース年:1976年1月(録音:1975年10月15日、ニューヨーク・ナショナルスタジオ)
- レーベル:Black And Blue Records – 33.089(フランス“Jazz Greatest Names”シリーズ、オリジナルプレス)
- フォーマット:LP, Stereo(A面がトリオ演奏、B面はソロピアノ構成)
- ジャケット:フランス AREACEM プレス&印刷、Jean-Pierre Tahmazianによる写真が表紙を飾る
- レコード会社:Disques Black and Blue S.A.R.L.、販売は Société Française du Son
- 録音:1975年10月15日、National Studio(ニューヨーク)。エンジニア:Frank Kulaga
- ライナーノーツ:Philippe Baudoin(仏ジャズ研究家)
- マトリクス・ランアウト:
- Face A:33089 A(AREACEMロゴ付き)
- Face B:33089 B(AREACEMロゴ付き)
- 権利協会:SACEM(フランス著作権管理団体)
- 生産コード:背表紙AREACEMコード「E-1」が1976年1月プレスを示す
パーソネル
- Ray Bryant – ピアノ(全曲)
- Major Holley – ベース(A1~A3)
- Panama Francis – ドラムス(A1~A3)
- 録音エンジニア:Frank Kulaga
- ライナーノーツ:Philippe Baudoin
- ジャケット写真:Jean-Pierre Tahmazian
トラックリスト
- Hot Turkey(Ray Bryant)– 5:30
- Lil Darlin’(Neal Hefti)– 7:55
- Satin Doll(Duke Ellington)– 6:28
- Saint Louis Blues(W.C. Handy)– 5:16
- Take The A Train(B. Strayhorn)– 4:05
- Sophisticated Lady(Ellington, Mills, Parish)– 4:23
- B & H Blues(Ray Bryant)– 5:36
録音:1975年10月15日、National Studio(NY)。A面(A1~A3)はトリオ演奏、B面(B1~B4)はソロピアノ。
この盤特有のポイント・コレクター情報
- Black And Blueレーベルは、アメリカン・ジャズ巨匠のパリ録音や欧州向けリリースで評価が高い。オリジナルプレスはフランス国内「AREACEM」ロゴのマトリクスで判別。
- 本作はRay Bryantのニューヨーク録音だが、発売および流通は欧州主体(フランス Black And Blue社)。音質はピアノのアタックと空間の奥行きがしっかりと捉えられている。
- A面はMajor Holley、Panama Francisとのトリオで現代的スウィング感を醸し出し、B面ではBryantのブルージーかつ抒情的ソロが前面に出る。
- ジャズ・スタンダードナンバーの解釈が独自性を示し、欧州ジャズコレクターに根強い人気を持つ作品。
- 背表紙「E-1」生産コード・AREACEMロゴ付きマトリクスが1976年初回オリジナル盤の識別ポイント。
まとめ
『Hot Turkey』(Black And Blue 33.089, 1976年フランス盤)は、Ray Bryantがニューヨークで録音し、欧州フランスで初回プレスされたコレクターズLP。 トリオ演奏とソロがバランスよく配置され、Black And Blueレーベルならではの洗練されたジャズ録音を味わえる一枚である。
情報元Discogs URL:
私の持っている盤、Ray Bryant Hot Turkey Black And Blue 33.089 フランス盤/ステレオオリジナル
正直、このアルバムは前から欲しいと思っていた、というアルバムではありません。
もともと、レイ・ブライアントがジャズピアニストとしてトップクラスで好きで、彼の名盤と知れば何としても欲しいという心情。
もともともっていたのは、
ray bryant plays プレスティッジ
リトルスージー
con alma
・・・あれ?それだけだっけ。
あとは、ソニー・ロリンズのworktimeにおけるレイ・ブライアントなどが好き。
レイ・ブライアント好きを公言している割には大して持ってないですね・・・
主役でも、脇役でも輝くのがレイ・ブライアント。
なんですけど、そんなにレコードを持っていない。
他の有名作品はめったに手に入らない。
ということで、なにかいいのないかなと考えているときに、cotton clubさんのブログでこのような記事を見ました。
Ray Bryant
ブルース魂のかたまり、Ray Bryantの傑作。1960年代以降どんどんコテコテになっていくRay Bryantが、元に戻って清々しく演奏した作品。
ブルースを中心にした作品を出し続けたBlack&Blueを代表するレコード。すべてのジャズファンに聴いてもらいたい。
続・公爵備忘録cotton clubさんのブログです。最近の記事は「レコードのライナーノーツを読みながら、Barbara Leaを聴いてみよう。(画像あり)」です。
ここまで言われれば、聞かないわけにはいかないでしょう!
と思って、ディスクユニオンで調べて、普通に売っていたので、早速購入。
なんと価格は880円。
それならいいでしょう。
ということで、ここ最近買いすぎでしたが、そんな自分を許して購入しました。
で、実際に昨日聞いてみたんですけど・・・
ちょっとハードルを上げすぎましたかね・・・
確かに、レイ・ブライアントの「コテコテの演奏」はなく、陽気でご機嫌で軽やかな演奏が聞ける。
うん・・・
演奏は、悪くない。
が、ちょっとタッチが多すぎる気がする。
個人的には、レイ・ブライアントの数少ないタッチの中でも美しく奏でられる旋律が好きなんですけど、ちょっとこのアルバムにおけるレイ・ブライアントは「弾きすぎ」なような気がする。
だけど、悪くはない。
確かに、コテコテのゲップが出そうな演奏に比べればいいかもしれない。
だけど、音が問題。
オリジナル盤で買ったはずなんだけど、私の装置の問題なのか、ピアノの音が奥まっていて殆ど聞こえない。
決して、レコード全体の音が悪いわけではなくて、なぜかピアノの音が小さい。
その割に、ドラムの音が前面に出ている。
ボリュームを上げると、ドラムの音ばかりが大きくなっていき、ピアノの音はあまり聞こえない。
ということで、あまりレイ・ブライアントのピアノに集中できない面が、少し残念。
演奏は良いように感じるし、曲も、
Take The A TrainやLil Darlin’など往年のスタンダード・ナンバーを軽やかにレイ・ブライアントが弾いていて、良いんだけど、やっぱりピアノの音が聞こえづらい。
うーん、ちょっと期待していただけに、残念でした。
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