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【トップクラス】The Jazz Messengers At The Cafe Bohemia Volume 2 BLP1508 USモノラル盤 深溝 片Lexington 片面23付きラベル

4.5
Art Blakey

最高です。

若干管楽器が、奥にいるような感じがするけど、それは録音の関係、ライブの関係で仕方ないんだと思います。

この記事を書いた人
  • ケン

    私自身の苦い後悔を原点に、「レコードの価値を未来へ繋ぐ」という信念で、一枚一枚の記事を執筆しています。収集の喜びも、売却の知識も。セカンドコレクターとして全力で文章を綴ります。 → プロフィール

The Jazz Messengers – At The Cafe Bohemia Volume 2(Blue Note BLP 1508, 1957年USモノラル盤/深溝Lexingtonラベル)

盤仕様・特徴

  • リリース年:1957年(録音:1955年11月23日、ニューヨーク・カフェ・ボヘミア)
  • レーベル:Blue Note – BLP 1508(モノラル盤/初期プレス:767 Lexington Ave N.Y.C.~47 West 63rd St.併記ラベル)
  • フォーマット:LP, Album, Mono(US盤/深溝・フラットエッジ・額縁ジャケット)
  • 録音:1955年11月23日「Café Bohemia」ニューヨークにてライヴ録音。エンジニア:ルディ・ヴァン・ゲルダー。
  • マスター刻印:RVG・“P”(Plastylite刻印)入り/マトリクス:BN-LP-1508-A / BN-LP-1508-B
  • ジャケット仕様:47 West 63rd St., New York 23住所表記/スパイン無地・ニスコート仕上げ・額縁構造カバー
  • プロデュース:アルフレッド・ライオン
  • デザイン:ジョン・ハーマンサダー(カバーデザイン)、撮影:フランシス・ウルフ
  • ライナーノーツ:レナード・フェザー

パーソネル

  • ケニー・ドーハム – トランペット
  • ハンク・モブレー – テナーサックス
  • ホレス・シルヴァー – ピアノ
  • ダグ・ワトキンス – ベース
  • アート・ブレイキー – ドラムス

トラックリスト

  1. Sportin’ Crowd(作曲:ハンク・モブレー) – 6:53
  2. Like Someone In Love(作曲:ジミー・ヴァン・ヒューゼン/ジョニー・バーク) – 9:15
  3. Yesterdays(作曲:ジェローム・カーン/オットー・ハーバック) – 4:11
  4. Avila And Tequila(作曲:ハンク・モブレー) – 12:46
  5. I Waited For You(作曲:ディジー・ガレスピー/ギル・フラー) – 9:47

録音:1955年11月23日、Café Bohemia, New York City(ライヴ録音)
この録音はRudy Van Gelderによるモノラル収録で、同年の『Vol.1』(BLP 1507)と対をなす2部作として発売された。

この盤特有のポイント・コレクター情報

  • 深溝LexingtonラベルはBlue Note初期1500番台の特徴で、耳刻印(Plastyliteマーク)を伴う完全初期プレス。
  • ジャケット裏の住所が47 West 63rd St., New York 23である点が第2プレスを示す識別ポイント。
  • マスター刻印“RVG”および“P”入りは、ルディ・ヴァン・ゲルダーによるオリジナルマスターである証。
  • 本ライブ録音は「Horace Silver Quintet」に連なる編成で、アート・ブレイキーとホレス・シルヴァーが共同形成したメッセンジャーズ初期黄金クインテット期に当たる。
  • Vol.1(BLP1507)に続く本作は、モブレー作「Sportin’ Crowd」、ブレイキーの見せ場「Avila and Tequila」などファンキーなハードバップの典型を示す内容。
  • 初出盤はフラットエッジ仕様で、額縁ジャケット+ニスコート処理が特徴。コレクター間では非常に高評価を得ている。

まとめ

『At The Cafe Bohemia Volume 2』(Blue Note BLP 1508, 1957年USモノラルLexington盤)は、アート・ブレイキー率いる初期ジャズ・メッセンジャーズ黄金期の記録であり、ハードバップの誕生を象徴する名演を含むライヴ・ドキュメントです。ドーハムとモブレーの2管、ホレス・シルヴァーの強靭なリズムワーク、ブレイキーのダイナミズムが溶け合い、以降のBlue Note美学を確立した重要作として位置づけられます。

情報元Discogs URL:

Just a moment...

[1](https://www.groovenutrecords.net/products/detail/30450) [2](https://setagayarecords.co/product/the-jazz-messengers-at-the-cafe-bohemia-vol-2/) [3](https://kaji-jazz.hatenablog.com/entry/2022/08/12/060000) [4](https://www.youtube.com/watch?v=6mzL–nJhUg)

私の持っている盤、The Jazz Messengers At The Cafe Bohemia Volume 2 BLP1508 USモノラル盤 深溝 片Lexington 片面23付きラベル

さて今回ご紹介するのは、先日ご紹介したボリューム1の続き。

【ブレイキ苦手にもオススメ】The Jazz Messengers At The Cafe Bohemia Volume 1 BLP1507 USモノラル DG 両面耳あり、手書きRVG(たぶんオリジナル?)

このときも書いたんですけど、正直、それほど思い入れが強いレコードというわけでもないので、正直入手した経緯がハッキリとは思い出せません。

上記の記事でも書いたように、たしかどちらかのレコードは、新宿セカンドハンズ店で。

もう片方のレコードは、jazz tokyoの餌箱に普通に入っていたように感じます。

どちらにしても、5年以上前の話。

特に苦労せずに普通に入手できた盤でした。

しかし今では、そうそう簡単に手に入りません。

今回ご紹介しているボリューム2は、厳密にはオリジナルではなくてセカンドです。

片面レキシントンで片面23付きなので。

ジャケット?私に聞かないでください。興味ないんです笑

でもまぁ、とにかくオリジナルに限りなく近いレコードと言えるでしょう。

そう。

このレコード、ハンク・モブレーとケニー・ドーハムの共演盤ながらそれほど人気はないんです。

ハンク・モブレーがデビューしたての盤だから?

ピアノがホレス・シルバーだから?

アート・ブレイキーがドラムだから?

理由はわかりませんが、まぁ、今は流石に値上がりしているようです。

私の持っているこのセカンド盤でも、

  • 最新の販売:
  • 低:¥3,211
  • 中間点:¥18,559
  • 高:¥56,011

オリジナル盤でも最高で12万円の価格がついています。

うーん、かなり価値、価格が変わってきたと思います。

でも、このアルバム、選曲いいですよね。

今この記事を書きながら、改めて聴き直していますが、

なんといったって、2曲目にlike someone in loveが入っている。

私はこの曲、大好きです。

まぁ、大元は、チェット・ベイカーからなんでしょうけど。

多くのプレーヤーが弾いている有名曲なので、他のプレーヤーとの聴き比べをしながら聞けるのが楽しい。

はじめは、ケニー・ドーハムの堂々たるトランペットから始まり、

徐々に世界観が展開されていく。

この曲だけでも十分聴き応えがあります。

しかし、冒頭でも書きましたが、若干、ピアノやドラムに比べて、管楽器が少し奥にいるように感じる。

気のせい?

本当だとしても、どちらにしても録音の問題。

ライブならではの問題かもしれませんね。

しかし改めて聴いていてもやはり、ケニー・ドーハム、いいなと感じます。

絶好調のトランペット。

美しい。

他にも、yesterdaysやi waited for youも良い。

like someone in loveに戻って。

今、聴いている音源で、ハンク・モブレーのテナーサックスが始まりました。

とても良い。

ボリュームワンで、少し、迫力不足というか、ちょっと尻窄みのように感じられたハンク・モブレーが、やたらとボリューム2では堂々たる演奏に変わってきている・・・ように感じる。

かなり良いです。

ボリューム2でのハンク・モブレー。

ソウル・ステーションやロールコールの時を彷彿とさせる(時代は逆だけど)美しいフレージングの数々に酔いしれます。

しかし、4曲目の、Avila And Tequilaは長い上に、うるさくてちょっといただけない。

ハンク・モブレーの作曲みたいですが、アフロっぽい音楽?

で、やたらとアート・ブレイキーのドラムが目立ちちょっと耳障りにすら感じます。

この4曲目さえなければ完璧なアルバムだと思うんだけどな・・・

でも、今はなかなか簡単に入手できるアルバムではないと思いますが、とにかく状態の良いRVG盤が入手できたら、絶対に持っておきたい一枚です。

なんと言ったって、ハンク・モブレーとケニー・ドーハムがいるんだからそりゃ内容は文句無し。

私は確か1万円前後で買った気がしますけど・・・

でも、なぜかそれほど市場価値が高くなく、今でもサード以降であればお得に買えるんじゃないかと思います。

リバティでもRVG盤があるみたいなので見つけたら即買いがおすすめです。

そして今、like some one in loveを聴き終わりましたが、とにかくはじめから最後まで、とにかく良い。

最後の終わりあたりもすごく美しい。

最初から最後まで美しい。

like someone in loveの演奏の中でトップクラスの出来なんじゃないかと思います。

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・・・と、いろいろと4曲目、Avila and Tequilaの悪口も言ってしまいましたが、あらためて聴き直すとこの曲もかなり格好いい。さすがモブレーの作曲だけある。

ただ、やっぱり少しだけ、ブレイキーにもう少し控えてほしかった。

ラストの1曲、「I Waited For You」もとても美しいバラードです。

コメント

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