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【圧巻の演奏を目の前て聞いているような臨場感】Clifford Brown Memorial Album BLP1526 USモノラル Liberty RVG

5.0
clifford brown

うーん、かなり良いです。

昔持っていた時、こんなに良いとは思わなかった。

価値観は変わるものですね。

人間。

ということはもう一つのメモリアルアルバムの価値がわかる日もいつか来るのかな・・・

でもこのブルーノートは圧巻の音が魅力であって、これはプレスティッジ盤では味わえないな・・・

クリフォード・ブラウンのトランペットのターンが来たときの感動は得も言えない。

この記事を書いた人
  • ケン

    私自身の苦い後悔を原点に、「レコードの価値を未来へ繋ぐ」という信念で、一枚一枚の記事を執筆しています。収集の喜びも、売却の知識も。セカンドコレクターとして全力で文章を綴ります。 → プロフィール

Clifford Brown – Memorial Album(Blue Note BLP 1526, 1966年USモノラル Liberty Pressing盤)

盤仕様・特徴

  • リリース年:1966年(録音:1953年6月9日・8月28日、NY・WOR Studios/Audio-Video Studios)
  • レーベル:Blue Note – BLP 1526(1966-1970年期 Liberty Pressing盤)
  • フォーマット:LP, Album, Compilation, Mono
  • ジャケット:Liberty Records inner-sleeve付き、カバー写真はFrancis Wolff撮影
  • レコード会社:Blue Note Records Inc. / Liberty Records, Inc.
  • 録音:WOR Studios(6月9日)、Audio-Video Studios(8月28日)
  • マスタリング:Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey
  • マトリクス・ランアウト:
    • サイドA:RVG BN-LP-1526-A 9 M
    • サイドB:RVG BN-LP-1526-B 9 M

パーソネル

  • Clifford Brown – トランペット
  • Gigi Gryce – アルトサックス(A1-A5)、フルート(A1-A5)
  • Lou Donaldson – アルトサックス(B1-B5)
  • Charlie Rouse – テナーサックス(A1-A5)
  • John Lewis – ピアノ(A1-A5)
  • Elmo Hope – ピアノ(B1-B5)
  • Percy Heath – ベース(全曲)
  • Art Blakey – ドラムス(A1-A5)
  • Philly Joe Jones – ドラムス(B1-B5)
  • Liner Notes – Leonard Feather
  • Photography By [Cover Photo] – Francis Wolff
  • Producer – Alfred Lion
  • Recorded By – Rudy Van Gelder

トラックリスト

  1. Hymn Of The Orient(Gigi Gryce)
  2. Easy Living
  3. Minor Mood(Clifford Brown)
  4. Cherokee(Ray Noble)
  5. Wail Bait(Quincy Jones)
  6. Brownie Speaks(Clifford Brown)
  7. De-Dah(Elmo Hope)
  8. Cookin’(Lou Donaldson)
  9. You Go To My Head(J. Fred Coots, Haven Gillespie)
  10. Carving The Rock(Elmo Hope, Sonny Rollins)

録音:1953年6月9日(B1-B5)、8月28日(A1-A5)、NYC(スタジオ録音)
本作は1956年オリジナルLP(BLP 1526)の1966年リプレス版。Liberty Pressing期の代表的プレス。

この盤特有のポイント・コレクター情報

  • Liberty Pressing盤は1966年以降のBlue Note盤で、ラベルに「BLUE NOTE RECORDS – A DIVISION OF LIBERTY RECORDS, INC.」と記載される。マトリクスに「RVG」(Rudy Van Gelder)が刻まれる。
  • 1953年の2セッション(Donaldson-Brown Quintet/Brown Sextet)を編集したコンピレーション盤。ブルーノート1500番台の代表的ハードボップ作品。
  • Clifford Brownのリーダー作として最初にリリースされたアルバムの一つ。1956年オリジナル盤の再プレスで、1966年以降のプレスは流通数が多め。
  • パーソネルは、Gigi Gryce、Charlie Rouse、John Lewis、Art Blakey、Lou Donaldson、Elmo Hope、Philly Joe Jonesなど、当時のブルーノートの顔ぶれが勢ぞろい。
  • 音質は、Van Gelderのマスタリングによるクリアなサウンド。ハードボップの典型的なリズムと、Brownのトランペットの明快なトーンが特徴。

まとめ

『Memorial Album』(Blue Note BLP 1526, 1966年USモノラル Liberty Pressing盤) は、クラシック・ハードボップの金字塔的アルバム。Clifford Brownのリーダー作としての出発点であり、当時のブルーノートの代表的プレイヤーたちが集結した貴重な録音です。音質・パーソネル・録音背景ともに、ジャズLPコレクターにとって必携の1枚です。

情報元Discogs URL:

Just a moment...

私の持っている盤、Clifford Brown Memorial Album BLP1526 USモノラル Liberty RVG

巡り巡ってようやく再入手できたのがこの盤。

元々持っていたのは確か5年くらい前でしょうか。

ほとんどはじめて、このアルバムの存在を知ったのは7年くらい前。

まだ新宿中古センターがディスクユニオンセカンドハンズ店だったとき。

年末セールに並んでいたときに有名?コレクターと話す機会があり、そのとき、

「cliford brownのブルーノートのメモリアルアルバム持ってる?あれは良い音だよ~。」

と仰っていました。

当然、持っていなかった私としては、「そんなに良い音なんだ。じゃあ、いつかかって聞いてみたいな」と思っていました。

ちょうどそのタイミング、disclandjaroさんで、オリジナル盤が75000円くらいの破格で出品されていたのですが、でも結局買えずじまい。

それからも、ちょくちょくオリジナル盤を追いかけていたのですが、

今でさえ、discogsでみると、

  • 低:¥3,603
  • 中間点:¥29,040
  • 高:¥108,401
Just a moment...

だいたいそんな感じ。

今も、過去もこのアルバムのオリジナル盤は、(まぁ鬼の1500番代ということもあり)高い。

状態が良ければ10万円超えは当たり前です。

とにかく今も昔もこのアルバムのオリジナル盤の評価は高いです。

ずっと、「やすければ買おうかな。」

と思っていたものの、当然、貧乏な私には買う機会に恵まれませんでした。

でも、不思議なことに、さっきも書いたのですが5年くらい前にひょんな機会に恵まれて入手できました。

オリジナルじゃないんですけど。

diskunion新宿店で、ブルーノートコーナーの餌箱を漁っていたら、このブルーノートのメモリアルアルバム。

普通にありました。

もちろん、オリジナルじゃないんですけど、当時手に取ったのは、NYのRVG盤。

ただし、確か、溝なしだったので、基本的にはリバティ盤と同様です。

で、価格は3000円後半だった記憶しています。

「なんだ、意外とあっさり手に入ったわ。」

と思って、もちろん、購入。

その時の喜びようはなんとなく記憶しています。

良い時代でしたね・・・

5年前ということはないでしょうね。7年くらい前の話だったかもしれません。

当時は普通に餌箱に、こうしたRVG盤が手頃な価格で手に入っていました。

当時に戻りたい。

しかし・・・

実際に家に帰って聞いていみて、確かに「良い」と思ったのですが、

その後ほとんど聞く機会がありませんでした。

なぜか?

個人的に1曲目の、

Hymn Of The Orientの入り方が気に入らなかったんだと思います。

あの軽い感じの入り方が好きになれなかった。

今思い返してみると状態もよく、音も良かったんですけど、

意外とあっさり手に入った盤は、それほど思い入れも強くならない。

そのうえその当時は、まだレコードを集めはじめの段階で、クリフォード・ブラウンの魅力や他のアーティストとの違いもほとんど知らなかった。

だから、いつも仲良くしてもらっている名古屋のラジオデイズレコードに売却してしまいました。

今考えると本当にもったいなかったなと感じます。

その後、後悔して探すも見つからず・・・

その、売却した当初は、

「どうせすぐまた手に入るだろう。」

という軽い気持ちで売却したのですが・・・

そこからどんどんジャズレコードの高騰化が進み、全く手に入らなくなりました。

しかし、演奏が好きになれないと思って手放したのだから、別にいいか。

と最初は思っていたのですが、その後、クリフォード・ブラウンの他のアルバムや他のトランペットアーティストのアルバムなどを聞いていて、あらためて、クリフォード・ブラウンを知っていくうちに、

「なんであのアルバム売ってしまったんだ・・・」と公開していました。

でも後悔先立たず。

全く手に入らなくなりました。

今回もたまたま入手できたのが・・・

何度も何度も探しても全然見つからない、クリフォード・ブラウンメモリアルアルバム。

ブルーノート。

ちなみに、プレスティッジ盤のメモリアルアルバムは、意外とあっさり、再発盤(右紺だったかな)で、RVG盤を入手できました。(しかしこちらは全然好きなれない。いつか好きになれる日が来るのかな)

ブルーノート盤は本当に人気で手に入りません。

で、今回また入手できたのがやっぱりオンラインショップ。

たまたまオンラインショップを覗いている中で入手することができました。

入手したのは上記の盤。

RVG付きのリバティ盤で2850円。

結局、巡り巡って元々持っていたのと同じ盤をまぁ、買ったときより安い価格で再入手できた形になりました。

外装はCですが、私は外装は気にしないのでOK。

盤面EX-なので大丈夫でしょう、ということで購入。

実際に届いたレコード聞いてみて

で、実際に届いたレコードを見てみましたが・・・

確かにジャケットはあまり状態は良くない。

レコードもレーベルが少しかびている。

だけど、溝部分は問題なし。

気になるノイズや周回ノイズはなく安心して聴くことができます。

で、あらためて・・・

再度入手したこのブルーノートのメモリアルバム。

聞いてみると、良いです。

どうして手放してしまったのか?と激しく後悔したくなるくらい。

確かにコンピレーションアルバムということもあり、アルバム全体の「まとまり」みたいのはあまり感じられない。

さらに、録音当時は、1953年。

まだハードバップの夜明けが知れ渡る前。

どちらかというと、全体的にビバップに近い演奏が展開される。

確かに、ハードバップを目当てに買ったら、このアルバムはちょっと肩透かしを食らうかもしれない。

だけど、やはりメモリアルアルバム。

クリフォード・ブラウンの絶頂期にフォーカスを当てているだけあって、クリフォード・ブラウンのトランペットが冴え渡っている。

正直に言うと、私はクリフォード・ブラウンのトランペットがそこまで好きにはなれません。

中でも、スタディ・イン・ブラウンなど、マックス・ローチとのコンボにおけるクリフォード・ブラウンの演奏は、ちょっと明るすぎる印象を受け、ちょっと抵抗を覚えてしまいます。

だけどそれは私だけじゃなくて、

Clifford Brownはもともと好きでないし、Max Roachのドラミングも好きではないので、ぜんぜん聴く気分にはなれない。

『米出張のあいだに買ったレコード』
海外事業担当をやっているので頻繁に海外へは行っているけど、欧米は担当じゃないのでほとんど行く機会がない。たまに機会が巡ってきたら、必ずレコード屋さんを訪ね歩い…

どうやら、おなじような印象を抱いている人は他にもいそうな模様です。

だけど、同じくコットンクラブさんが言っていることですが、

所有盤はNYアドレス。でも耳あり・RVGなのでオリジナルマザーから作られていると思う。はち切れんばかりの躍動感ある音がする。ノイズはゼロに近い。やっぱりブルーノートの品質管理、RVG録音カッティングは突出してすごい。上記Prestige盤とは比べ物にならない。もちろん元の録音が違うのだから比較するものではないが、同じRVGでもPrestige盤の音はショボすぎる

『興味本位でEP盤を買ってみた』
9月某日、DU Jazz Tokyoから、EPコーナー(といっても在庫はわずか)新着投入というメルマガを受け取って、当日夕方エサ箱をめくった。すでに売れてしま…

そうなんですよね。音が圧倒的に違う。

目の前に迫ってくるかのようなクリフォード・ブラウンのトランペットの音についうっとりしてしまう。

12吋の音は実に不思議だ。バンゲルダー・マジックと言われる理由が分かる。元の録音がRVGではないので、RVG自身の録音・カッティング盤との比較ではやや落ちるけど、元の音を知っていたらRVGの凄さを感じる盤だと思う。

『RVGリマスター』
金蒸着CDとかXRCDとかSHMとか24ビットとか、レコードだとハーフスピート・カッティングとか200g重量盤とか45回転とか、宣伝に乗せられて、いままで何百…

こちらにもあるように、プレスティッジ版は、どうやらRVGの録音ではないみたい。

だから、音がぜんぜん違うんですね。

プレスティッジのメモリアルバムは、クリフォード・ブラウン含めて奏者たちが数十メートル先で演奏しているような、ちょっと遠い印象を受けるのですが、ブルーノートのクリフォード・ブラウンのメモリアルバムは圧巻の演奏を目の前て聞いているような臨場感があります。

ちなみに新宿ジャズ談義でも、

まさにジャズがジャズらしかった時代の美しい作品だ。A面の初リーダーセッションは落涙もののトランペット。セクステット編成ながら、ブラウニーのリーダーセッションなので、彼のトランペットに焦点をあてている。

(中略)

1953年の2度のセッションが収録されているが、いずれも若いクリフォードブラウンのほとばしる熱い演奏に浸ることができる。ルードナルドソンとの競演も聴き応え十分で素晴らしい。どの曲も3〜4分の比較的短い演奏だが、キレとコクがあり、若きブラウニーを知る貴重な1枚といえる。

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そうなんですよね。

全体的にクリフォード・ブラウンのトランペットにフォーカスが当たっているのでとても嬉しい。

クリフォード・ブラウンのトランペットを存分に堪能できるアルバム。

確かに、

【疲れたときに癒やされる】Clifford Brown  Clifford Brown With Strings MG36005 銀環小ドラマー/DG/片YMG

これも良い。

でもやっぱり、RVGがいいんですよね~・・・

クリフォード・ブラウンを楽しむのには一番良いアルバムだと思います。

Evernote

一曲一曲が短いのがまたいいんですよね。

失礼ですが、無駄な繰り返しがなく、ぎゅっと凝縮された演奏が良い。

この時代のジャズもまた良かったよなと感じます。

たしかに以前、有名コレクターに教えられたように、このアルバムのこのRVG盤の音。すごいです。

はち切れんばかりの躍動感ある音がする。

(中略)

レキシントン盤はさらに良いのだろうか、、、そう思うとやっぱりオリジナルが欲しい。

『興味本位でEP盤を買ってみた』
9月某日、DU Jazz Tokyoから、EPコーナー(といっても在庫はわずか)新着投入というメルマガを受け取って、当日夕方エサ箱をめくった。すでに売れてしま…

というのがよくわかる。はち切れんばかりの躍動感。

まさにそのとおりだと感じます。

確かに、レキシントン盤のオリジナルの音は聴き比べたことがないので、

(そういえば今思い出したけど前所有していた盤には耳があったような気もする)

なんとも言えませんが、耳なしRVGの今回の入手盤も十分にすこぶる良い音でオススメです。

しかし、リバティ盤、価格は安いんですけど、だからなのか圧倒的にすぐに売り切れてほとんど手に入らないのが難点です。

見つけたら迷わず入手するのをおすすめします(もちろん適正価格の場合。1万円超えなら考えもの)

こういうとき、セカンドコレクターで本当に良かったなと改めて思います。

オリジナルの高価な盤を追い求めていたら、いつまでもこの素敵な演奏を聞く機会を遅らせていたし、かなり財布を逼迫することになるので。

 

 

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