ナルホドね。音がそれほど良くないからか。
Stan Getz – The Sound (Royal Roost LP 2207, 1956)
盤仕様・特徴
- リリース年: 1956年
- レーベル: Royal Roost – LP 2207
- フォーマット: LP, モノラル, コンピレーション
- プレス: USオリジナルはブルー&シルバーのツヤラベル、両面ディープグルーヴ仕様が基本
- ジャケット: 額縁ペイストカバー仕様が初版の特徴(のちにフラットカバーもあり)
- マトリックス/ランアウト: Side A: 2207 A / Side B: 2207 B(手書き・スタンプ両方あり)、追加でABや日付刻印が入ることもあり
録音・内容
- 録音日・場所:
- A1, A2: 1950年12月10日, ニューヨーク
- A3–A6: 1950年5月17日, ニューヨーク
- B1–B6: 1951年3月23日, ストックホルム
- プロデューサー: Roost Records, Inc.
- ライナーノーツ: Leigh Kamman
パーソネル
- Stan Getz – テナーサックス
- ピアノ: Horace Silver (A1, A2), Al Haig (A3–A6), Bengt Hallberg (B1–B6)
- ベース: Joe Calloway (A1, A2), Tommy Potter (A3–A6), Gunnar Johnson (B1–B6)
- ドラムス: Walter Bolden (A1, A2), Roy Haynes (A3–A6), Jack Noren (B1, B4, B5), Kenneth Fagerlund (B2, B3, B6)
トラックリスト
- Strike Up The Band
- Tootsie Roll
- Sweetie Pie
- Yesterdays
- Hershey Bar
- Gone With The Wind
- Standanavian
- Prelude To A Kiss
- I Only Have Eyes For You
- Dear Old Stockholm
- Night And Day
- I’m Getting Sentimental Over You
内容・評価
- 1950~51年の3つのセッションを集めた、スタン・ゲッツの初期代表的コンピレーション。
- 「Dear Old Stockholm」など、北欧録音の名演や、ホレス・シルヴァー、アル・ヘイグらとのニューヨーク録音も収録。
- バップとクール・ジャズの両方の要素が楽しめる、流麗で美しいゲッツのサウンドが特徴。
- オリジナル盤はコレクター人気が高く、両面ディープグルーヴ、額縁カバー、ブルー&シルバーラベルが目印。
まとめ
『The Sound』は、Stan Getzの1950~51年の名演を集めたRoyal Roostレーベルのコンピレーション。バップ~クールジャズ期の美しいテナーサックスと、名リズムセクションの共演が堪能できる名盤です。USオリジナルはツヤラベル、両面DG、額縁カバーがコレクターズポイントです。
私の持っている盤、Stan Getz The Sound RLP2207 DGなし
はじめに書いておくと確かにあまり、録音の音がよくありません。
最初に言っておくが、この盤の音質は余り良く無い。ピュア・オーディオ志向で「音の良さが命」なジャズ者の方は避けた方が良いかもしれない。
「Dear Old Stockholm」決定打 『The Sound』 - ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログスタン・ゲッツについては、彼のキャリアの初期の頃、ビ・バップからハード・バップへの移行期の頃のゲッツのテナーは魅力的である。この時期のゲッツは意外と「力強い」。そんな「クールで繊細で流麗で力強い」スタン・ゲッツを聴くなら、この盤は外せんなあ...
実際に聞いてみるとたしかに、状態はそれなりにいいんですけど、なんだか音が奥の方で演奏されているようなそんな微妙な感じがあります。
ただ、演奏はゆったりとした曲調で結構良い。
もともと欲しかったアルバム・・・
というわけではないんですけど、村上ラジオで紹介されていらい
彼がスウェーデンに旅行しているときにスウェーデンのミュージシャンと一緒に吹き込んだ「Dear Old Stockholm」(「ディア・オールド・ストックホルム」)、これも素晴らしい演奏です。ただヨーロッパを旅行しているときはヘロインが手に入らなくて、禁断症状にずいぶん苦しんだみたいだけれど、この演奏は美しいです、とても。
村上RADIO - TOKYO FM 80.0MHz - 村上春樹この番組は、村上春樹史上初、自らがディレクターとなりテーマに合わせて選曲し、語ります!
これを見てから、ずっと気になってはいました。
で、買ってみて聴いた感想。
うん・・・悪くはないです。
でも、すっごく良いアルバムかと言われるとちょっとあまりわからないなと思ってしまいます。
ゲッツのテナーの音色は筆者の好みではないが、テナーじゃなく、バンドのピアニストに注目すると面白く聴ける。
『Stan Getzの周辺』スタン・ゲッツのことをあれこれ考えていたら、中学生のころを思い出した。周りではLed Zeppelin来日とかELPの展覧会の絵とか騒いでいるときに、スタン・…
ザラっとしたテナーの音色が魅力的で、音質的にも良好。筆者みたいにゲッツが苦手という人でも楽しめるのでは?
『Stan Getzを聴くのは何年ぶりだろう』お盆休みにレコード棚の整理をやっていて、ゲッツのレコードが4枚か出てきた。こんなの残っていたのか、という感じ。レコード購入記録を開いて確認してみたら、計11枚…
cottonclubさんがこのように言っているように(あるいは先入観?)私もあまり好きな感じではない。
なんでだろう・・・
Storyvilleなんかは決して悪くないと思うんだけど、
それからplaysなんかは、とても名盤だと思うんだけど、この盤にかんしてはそれほど、「気に入った」という感じがしないな。・・・
なんでだろう。
ということで、感想もこのくらいにします。
好みの問題?だと思います。
もちろん、「dear old Stockholmのためだけに買う価値のあるアルバムだ!」という意見も頷けなくはないですが、値段が安ければいいかもしれませんが、値段の高いレコードで買う必要はないんじゃないかと考えてしまいます。
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